Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

ヒメウコギの若葉・・・ウクライナの大地だってもう春だ

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ヒメウコギ ウコギ科 エゾウコギ属 [Eleutherococcus sieboldianus]

ついに十年以上のご無沙汰状態だったウコギの若葉を見るコトが出来た。お久しぶりの再会というような気持ちになって、アホみたいに嬉しい。ワガハイが子供の頃(昭和40年代)には生け垣も多くて、その中にウコギを見かけることもあった。だが、生け垣の手入れが面倒だからブロック塀に置き換わっていった。板塀というのも、ちょうどワガハイの子供の頃にブロック塀に置き換わっていった。板塀は、ちょうど傷んでいるものが多くて作り直す時期だったみたいだ。

そしてブロック塀を作る業者っていうか、職人さんは大忙しだった。アッチコッチでブロック塀になったからねぇ・・・そうしてワガハイ達小学校低学年は、ブロック塀の上を歩いて、人様の家のブロック塀の上を歩き渡って、最短コースで遊び場となっていた空き地に直行していた。あの頃、子供がブロック塀の上を歩いていても、庭を横切っても、誰も咎めるコトはなかった。

ま、だいたい高学年になるとそういうコトはしなくなる。それは倫理的なコトではなくて、ナンかガキのするコトのように思えるようになったからだ。

今では考えられないよなぁ・・・人様の家のブロック塀の上を歩いて行く・・・なんてねぇ。これはやっぱり社会の寛容さだったんだろうか?

 

そしてあるとき、ブロック塀の施工に関しての手抜き工事が社会問題になった。使われている鉄筋の本数が少なかったり、あるいは全く使われてなかったり・・・耐震性が不足していて倒れる危険が言われ始めたし、実際に倒れて事故もあったかもしれない。

ありゃあ、子供がブロック塀の上を、まるで猫のように行列になって歩いていた時もあったんだが、よく倒れなかったなぁ・・・子供の体重だから持ちこたえられたのだろうか?大人がやったらブロック塀は崩壊したかもしれない。

 

環境問題で、生け垣に補助金が出た時もあったような気がする。だが、生け垣はイイ点もあるんだが、剪定が面倒というだけでなく、虫害が発生すると厄介なんだな。スミチオンなんかの殺虫剤を散布するには近所迷惑になるし、薬剤が乾燥して安定するまでは人が触れたらかぶれるコトもあるし、かといって放置して刺される毛虫が発生すると近所迷惑になる。そうして今度はフェンスが増えた。今住んでいる我家の小さな庭もフェンスである。

 

さて、ウコギ飯は3年計画を予定しているが・・・再来年に楽しむコトは出来るだろうか?こういうささやかな庶民の楽しみも、戦争が起こればど~にもならん。ウコギの鉢を抱えて逃げるっていうのも現実的じゃない。それにペットと逃げる状態と違って理解されそうにない。

戦争は貴重な植物を滅亡させてしまうコトだってある。ウクライナが復興に向う時、在来の、或いは今まで育てていた品種の種があるとは限らないのではないか?ひょっとしたらウクライナの大地に適した野菜類の種が、根絶やしになってしまう可能性はないとは言えないだろう。いや、既に耐えてしまうプロセスに踏み込んでいるだろう。

ウクライナの大地だって、もう春だ。

農業の復興において、単純に日本の品種のタネを提供すれば解決するとは限らないはず。そのあたりのコトを分かっているとは思えない政府関係者の発言が、数日前にテレビから聞こえた。ウクライナにおいて貴重な品種のタネや苗は、何らかの方法で保存しておかないと、本当は復興が遅れてしまうのではないか?植物と大地の適性はセンシティブなもんだ。

 

ナニにつけてもウクライナが気になるから、そのコトに意識は結びついてしまう。そして相変わらず出口の見えないコロナ禍だ。気持ちがハレバレとする日はいつやってくるのだろう。ただ、ヒメウコギの葉を見ていると癒される。

ま、とにかく破壊と創造もセットだとは言われる。ナニかの新しい価値観が生まれる前の苦しみなのか?ならば耐えなければならない。人間の能力で最も大切なのは「忍耐力だ!」と語った祖母の姉のダンナの、苦渋に満ちた顔を思い出すなぁ・・・第二次大戦で多くの戦死者を見てきた男の言葉だったからなぁ。

 

本日は、以下リンク先でチョット書いたヒメウコギの近況報告画像だったねぇ。

etsuro1.hatenablog.com

とにかく、旨酒呑みながらウコギ飯を食べるまでは頑張ろう!