Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

92年間の水の流れ・・・当ブログは3年目に入る

立春だ。当ブログは2020年の立春に始めたので、また一回り続いたコトになる。始まりは毎日更新することは考えていなかった。今でも毎日更新することを目標にしているワケではない。だが、毎日続いているなぁ・・・厳密には数回分を書き溜めて「予約投稿」を使っている時もあるケドね。

ボケ防止を目的に書いているものの・・・確かに書くスピードは速くなったが、内容はど~なんだろうねぇ?少ないボキャブラリーで頑張ってます!ってな感じだ。ま、ワガハイは若い頃から進化論に関しての解釈に否定的なのでねぇ。ありゃあ、あくまで「論」だからな。それに進化というよりは変化、遷移、推移といった感じだと思っているからなぁ・・・ワガハイ的には結局は「老化」だと思うんだが・・・

老化論?

呑兵衛としては「熟成」っていうコトにしておくかな?

熟成論?

熟成を通り越して腐敗だったりしてねぇ・・・脳ミソ腐敗!不敗ならいいんだけどねぇ。

腐敗論?

またこれから一年続く保証も無いが、チビチビ燗酒を呑むように書いていきますかな。お付き合い頂いている方、これからも適当にお付き合いくだされ!

燗酒論?

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福沢第二発電所上部

水路に水が沢山あるっていうのは、やっぱり豊かな感じがする。なんでも潤沢なのは豊かである。オミクロン株が潤沢なのも豊かである?それは困る。「オミクロン株の特性」に合わせた緊急事態宣言なんてぇヤツが言われているが、ありゃあ、ナンダカ机上の論理ですなぁ。な~んか政治の逃げ腰を感ずる。政治家の多くが生死を彷徨う経験でもしない限り、厳しいコトは分からないだろうなぁ。

結局、アタマで理解するなんてぇのはアテにならんのだな。カラダで体験しないとダメなのだろうなぁ・・・アタマの良さげな人たちでも・・・悪知恵も働く人たちでも。

ま、経験してもすぐに忘れるケドねぇ・・・都合の悪いコトには目を塞ぐのも人情だからな。

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高層ビルは無いけれど・・・発電所上に広がる風景

冬の田圃風景には、子供の頃の思い出がある。最近では稲藁を焼却するコトは推奨されないが、昔は稲藁や籾殻を焼却して、その灰を土に混ぜていた。土壌の酸性度を調整する資材として使えたのだ。

ワガハイは藁や籾が焼かれていると、自宅からサツマイモを持ってきて、それを藁や籾の中に埋めて焼き芋にした。丁度美味しそうな香りが立ちはじめると、農家のオジサンがやって来て・・・「おう、ボウズ、イイことやってるじゃないか!俺の田圃の焚き火で焼いているんだから、俺の取り分もあるよなぁ!」などと語気を強めに言われるワケだ。仕方ないから半分をオジサンの手に渡す・・・そして二人で畦に座って芋を食べるのであった。

ワガハイ、田圃での焼き芋が好きでねぇ・・・オジサンも呆れる程、毎年やっていた。さすがに中学生になった時にはヤメにしたけどね。

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水路脇を歩く

そして呑兵衛として覚えておきたい植物性の灰の利用がある。種麹を作る時に木灰を用いるというコトだ。日本酒を造る時に用いる黄麹は、アルカリ性に対して強いので、様々な雑菌類から黄麹を選別するために木灰を使うのである。これは室町時代に確立された技術と言われる。

ワガハイ、黄麹を木灰で選別するの・・・・やったことないケドね。麹が良く出来ないと、良い酒が出来ないからなぁ・・・味噌もそうだけど。

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水路に架かる橋・・・昭和五年三月竣成?

水路の流れは、発電所下部よりもゆったりとしているように見える。落ちたら危険だからフェンスでしっかりと囲われているし、上部は有刺鉄線が三重に張られていて物々しい。ちょっと胃にくる風景ではある。有刺鉄線は嫌だねぇ・・・やっぱりコレ使わないと侵入する輩は居るのかねぇ?

水路には、年季の入ったコンクリート製の橋が所々に架かっていて、昭和五年といった文字が風化に耐えつつ残っている。いつまで読める状態を維持出来るだろうか?西暦にすると1930年だから・・・92年前ってコトかぁ。

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橋上から福沢第二発電所方向(下流側)を見る

92年間の水の流れってコトか?言葉にはならないが、腹の奥底に重たいものを感ずるなぁ・・・戦争中も発電していたんだよな。この水路から分岐して、農業用水にも使われているから、田畑を潤す水でもある。有り難い水路だ。「文命用水」って呼ばれるみたいだ。

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水路に架かる橋

こういう作りの橋っていうのも、最近は少なくなった。水路ってすぐに暗渠にして、道路を拡幅してしまったりするからな。これ、ある意味小さな近代化遺産ともいえる存在になってきたかもしれない。

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橋を渡って反対岸を歩く

この水路、両岸を歩ける場所は少しだけだ。左岸側(下流に向って左側)の小道は途切れているからな。福沢第二発電所と第一発電所を繋ぐ電線が三本ある。高圧線鉄塔だが小ぶりですな。あと三本電線を張れるゆとりある鉄塔である。ナニゴトもユトリは大切である。だが、これってかつてJR御殿場線が複線だったように、この鉄塔も計六本の電線を使っていたコトがあったんだろうか?

まさか、銅線だから盗まれたってぇコトは無いよなぁ。通電している電線盗んだら、それは相当な強者ですな。感電はゴメンだからなぁ・・・。

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福沢第一発電所が見えてきた

水路脇の小道を横切る県道720号を渡って、福沢第一発電所が見えてきた。

しかし、人とすれ違うコトもなく、こんな散歩は都心ではあり得ない。その代わりにカラス、ヒヨドリセキレイジョウビタキを見かけた。この季節は金柑が食べ頃の実を付けているから、ヒヨドリの餌場になっている。この日の散歩でも、多くの食べかけの実を見つけた。

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発電所手前にある橋を渡って段丘上に行けば福澤神社

福沢第一発電所でも、ヘルメット着用の方々がナニヤラお仕事されていた。点検やメンテナンスなんだろう。電気設備のお仕事って、感電しないようにヤルのがプロだろうが、ワガハイはやや感電恐怖症(感電好きな人って居ないだろうが)だから、適性はない。

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ハイ!昨年12月に歩いた福沢第一発電所に到着。

水路沿いの小道の存在が気になっていたので、やっと歩いてみた。風が無ければ快適に歩ける場所だ。真夏は第二発電所の所が草だらけで歩きにくいかもしれない。秋から春にかけてが適期だろうか。ただ、花粉は多いだろうなぁ。

この辺りは、酒匂川が山間部から平野に流れ出す所なので、地形が変化に富んでいて興味深い。これからも時間があったら歩いてみたいと思う。大した勉強もせずに、ただ面白がって見るだけなんだがね。