Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

吊橋みて考える・・・インフラ維持出来るのだろうか?

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神奈川県山北町向河原の吊橋 撮影:2012年11月16日

西丹沢、酒匂川上流河内川に架かる吊橋で、「向河原橋」というらしい。丹沢湖へと向かう県道76号左手にある。渡るとその先には茶畑があり、さらに行くとボウズクリの滝や不老山へのハイキングコースとなる。

ボウズクリの滝は、若い頃に行ったんだが・・・どんな滝だったか記憶が定かではない。ソコソコの落差のある滝だったがなぁ・・・不老山というのも登ったコトがない。その先にある明神峠・世附峠辺りは、お隣の静岡県小山町からクルマで上がることが出来るので、クルマ利用でウロウロしたことがあった。富士スピードウェイの背景にある山並みだな。

 

ワガハイの20代前半というのは、丹沢の林道も管理が大らかで、自家用車のセダンだろうがバイクだろうが、林業関係の車両に混ざって山深いところまで分け入っていたなぁ・・・。その後、いろいろ転落事故だとか林業関係の車両とのトラブルもあったらしいが、日増しに規制が強くなっていった。

そうした規制が強化される前に、一度だけだが丹沢湖西端の世附から林道を上がって、大棚の滝を抜けて、明神峠まで抜けたことがあった。これはオフロードバイクだったな。当時の林道攻略本には「難易度高」となっていた。だが、別にど~というコトのない林道だった。ただし、雨水で路面はV字状に削られている箇所が幾つもあり、砂利が浮いていて急坂だったりと、走り易いとは言えなかったので、全くのオフロードバイク初心者では無理だったねぇ。

大又沢沿いに地蔵平の先までとか、世附川沿いに伸びる林道とか、ひと通りその風景を見に出かけた。切通峠という山梨県境に向っていく道というのもあったんだが、これは当時でも山中湖までは開通してなかったな。チョット行くと途絶えていた。

この山域は、今でも変わらないと思うが、どこかの製紙会社が所有している山林が多かったんじゃないかな?昔は林道の所々に作業小屋があって、ガチガチに使われていたし、山奥なんだが重機のエンジン音やチェーン鋸の音も響いていて、賑やかだったねぇ。お陰で静かな山を堪能することは出来なかったが、熊さんに遭遇するコトも少なかったような気がした。

 

世附(浅瀬)から西へ延びる一般車通行止の林道は、県道729号・・・「山北山中湖線」だからねぇ。まあ、逐次復旧工事中なんだろうが、荒れているコトは間違いないな。ネット上でもいろいろチャレンジされている方がおられるが、お気を付けて。或いは今後、ますます荒れてくるのかもしれないから、行くならサッサと行ってしまった方が良いのかもしれない。

 

と、またやや話が脱線した。世附の林道の思い出話になってしまった。つまり、それ程ボウズクリの滝の印象が薄い。

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吊橋の中程で振り返って・・・

上画像だけ見ていると、ソコソコ山中の吊橋のように見えるだろうが、すぐ上に県道76号が通っている。もの凄く揺れはしないが、それなりに吊橋らしく揺れるもんだ。このような橋っていうのも、架けた時は必要があったから頑張ってつくったんだろうが、だんだん維持が困難になってくるかもしれない。

以下リンク先では、同じく山北町にある「透間の吊り橋」のことを書いたが、ネット上ではいよいよ崩壊が進んでいるような情報も見られる。通行止めなのだろうか?まあ、余程時間がある時にでも、チョロッと立寄って確認してこようか?

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吊橋ってコワイけど、なんか橋としては魅力的なんで、渡らなくても見たくなるもんだ。別に渡ってみたからといって、ナニがど~なるってモンでもないんだが、橋があれば渡りたくなる・・・それだけなんだな。で、行って帰ってきて・・・ナルホド、と思う。ナニがナルホドなのかワカランのだが、一応の納得ということで一件落着するのだ。概ね観光とはそういうコトだろうがね。

こうやって吊橋のコトを書いているだけで、なんだか吊橋を見に行きたくなってきた。それも「三島スカイウォーク」のような最近のモノではなくて、幾らか年季の入っている橋だな。

ならば「前川橋」かなぁ・・・少々遠いが一応は神奈川県内で、相模原市牧野だ。殆ど山梨県との県境に位置するこの橋は、秋山川に架かるんだが・・・5年前位に立寄った時にもソコソコ菌類が繁殖し出していたりして崩壊の危機が迫っている感じがしたんだなぁ。

で、ネットは便利だねぇ・・・〈2021年11月7日現在通行止め・・・〉っていう情報がある。やっぱりな。あそこ渡った先って、出城跡だったような気がするんだが、いろいろ怪しげなキノコが沢山見られる場所でもある。紅葉見ながら食べられるのか食べられないのか分からないキノコに囲まれて、充実した時間が過ごせる場所なんだがねぇ・・・橋渡れないと面倒だなぁ。

 

だけど、こういう橋って放置する時間が長くなると補修工事もままならない状態になってしまうし、改修しても多くの人が使うワケでもないという結果が、多分出てしまっているだろうから、やっぱり放置されてしまうのだろうか?だが、崩れてしまったら・・・朽ちるに任せていると川の流れを阻害して問題が生ずるだろうし・・・改修にしても撤去にしても費用が掛かる。ということで、インフラ整備っていうのは、なかなか難しいですな。

過疎が進んで一軒だけになったとして、行政が水道管など維持してくれるかどうか・・・後回しになっていきそうだな。そういうコトも考えてしまうんですな・・・橋を見ているとね。

人口減少の中、リニア新幹線つくって維持出来るのだろうか?あの地盤(南アルプス)をトンネル貫通出来るんだろうか?ナニゴトもチャレンジは大切なんだろうが、大丈夫なのかなぁ?

渋谷の開発なんかもねぇ・・・あれ、大災害でダメージ受けたら復旧なんてどれだけかかるのだろうか?造るのに掛かった以上の時間が掛かるかもしれないから、あそこは存在する限り、永遠の工事中なんでしょうな。落ち着かないうるさい街ってぇコトだな。

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上リンク先では〈都市開発は考え直した方がいいと思うんだがなぁ。いざとなったら基板交換みたいなコトが出来るのならイイんだけどねぇ〉と書いた。密度を上げすぎるのは厄介なんだって!もっとシンプルな街づくりを考えた方がいいと思うんだがなぁ・・・で、トヨタのウーブン・シティっていうのが、前にも書いたが疑問なんだなぁ・・・なんか、発想が古いと思うんだなぁ。

でもまあ、クルマの衝突安全を考えるように、きっとトヨタのことだから、富士山大爆発や溶岩流のことも前提として、街を守るシステムを構築されるんだろうな。ならば期待がもてるかもしれない。

 

備忘録:昨日11月17日午前2時54分頃の地震は神奈川県西部が震源というが、秦野界隈だったようだ。M4.4で、震源の深さは20キロ、神奈川県内とその周辺で震度3だった。秦野盆地にも幾つかの断層があるが、それにしても秦野が震源というのはお久しぶりのような気がする。大概は山北町道志村が接する県境界隈が震源というのが、多いように思うからな。この地震は忘れないように、ここにメモしておこう。