Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

お久しぶりの井上酒造・・・「仙鳴郷 ひやおろし」

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仙鳴郷(箱根山の井上酒造のお酒) ひやおろし

お久しぶりの井上酒造のお酒だ。ワガハイが覚えているだけでも、小田原界隈の・・・つまり足柄平野といわれる地域の造り酒屋っていうのは多数あった。さすが城下町のお膝元と言いたい。だが、当ブログでも書いたが南足柄市の岩原にあった「舞姿(平成23年4月倒産)」は既になく、小田原市街の中町にあった「知恵袋(合資会社 相田酒造店)」もなくなった。

記憶が確かならば「知恵袋」は区画整理だったかなぁ・・・?まあ、何らかの理由で蔵が移転したと思った。小田原市入生田という、箱根の入口にある「生命の星・地球博物館」の隣に移転した「火牛」っていう名前の酒を造っていたのが、その蔵だ。ネット上で情報を探ると、H21BYの造りが出来なかったみたいだ。ということは平成21年度(2009年度)の造りが出来なかったという意味だ。

 

まあ、歴史を遡って行けば、他にも造り酒屋はあったのかもしれない。それは国道1号線の信号機に「諸白小路(小田原市南町)」という名前をみることからも、実に怪しいのである。諸白っていうのは酒造りの用語だからねぇ・・・諸白に対して片白というのがある。つまりこういうことだ。

諸白・・・麹米と掛米の両方が精白された米

片白・・・麹米が玄米で掛米が精白された米

このあたりも、調べればいろいろあるからねぇ・・・一口に諸白とはいえないんだが、ワガハイもいちいち覚えてはいない。確かにモノゴト楽しむには知識もあった方が、より楽しめることはあるんだが、ある程度知っていれば充分だろう。研究者でもなく、究極のマニアを目指すワケでもなく、旨酒を楽しむことが目的だからなぁ・・・。

 

で・・・この地域には現在、「丹沢山・隆」「松美酉」「曽我の誉」「箱根山」「酒田錦」といった酒を醸している五つの蔵が現存しているというコトなんだな。神奈川県内の他の地域を見ても、これだけの密度で酒蔵が現存している場所はない。これはやはり西丹沢系の水という環境、城下町という歴史的な環境などが酒造りを育んでいるというコトなんだろうな。

箱根っていう巨大観光地を控えているというのも、酒の消費に関わってくるだろう。旅館で供される酒・・・やっぱり地元の酒で夕食を楽しみたいと思うお客さんは多いだろう(いや・・・そうでもないかな?ナニガ何でも越乃寒梅ってぇヤツがいるからなぁ)

とにかく、コロナ禍で日本酒の消費だって落ち込んでいるだろう。居酒屋消費って、やっぱり圧倒的に多いのだろうからな。

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裏ラベルですな

さて、井上酒造のお酒は、蔵元の位置する界隈を探しても、なかなかフルラインナップを見る酒販店が見つからない。で、結局は酒蔵に直接伺って購入するのが手っ取り早いというコトになる。あるいは井上酒造のWeb.から購入だな。

 

味わいは裏ラベルにある通りだ。確かに「濃醇」だ。だが重たいという感触ではない。「コクうま」だが、軽やかさも持ち合わせている。「炊きたてのご飯」というのは分からなかったが、「ナッツ・・・」系の香りは、抜栓後しばらくたつと控えめに感ずることが出来た。刺身というよりも煮たり焼いたりした魚料理に向くと思うし、和風に仕上げれば肉料理にも合う。常温よりも燗酒がオススメしたいところで、40℃前後の風呂の適温がホッコリする味わいで和む。

「濃醇」でも飲み飽きする酒ではない。味わうペースは自然とユックリになり、一口含む酒の量も、淡麗な酒に比べて少なくなる。そうしてジワジワと味わうお酒だな。これは山廃ではないが、山廃酒的な呑み方と同じような感じになる。程よい苦さと酸、そして米の酒らしいふくよかさを備えた酒だな。

 

以下、当ブログでの井上酒造のコトを書いたところであります。

etsuro1.hatenablog.com

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やはり、ワガハイ的にはこのエリアの酒は「丹沢山・隆」と「箱根山」ですな。この二件の酒蔵は造る酒の傾向も違っているけど、美味で味わい深く、不快感もない。気になる方はお試しくだされ。やっぱり以前も書いたが「丹沢山箱根山」ギフトセットを、どこかの酒販店が企画してもいいんじゃない?と思うんだがなぁ。

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