Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

コウゾの花が咲いたよ~へんな花だよ~ん!・・・予告エドノナツザケ

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コウゾ(雌花)

コウゾは和紙の原料として知られている植物だ。昔は栽培されていたが、それが野生化した感じで、林道の脇などで見かける。上画像も箱根外輪山の、わりと里に近い所を走る林道脇で見つけたものだ。ということは、この地域でも盛んにコウゾが栽培されていた時期があったのかもしれない。そして紙漉きはせずとも、何処かに出荷していたのかもしれない。

養蚕などの痕跡なのでは・・・と、桑も林道脇で多く見かける。産業としてある程度の規模があったわけではないにしても、昔は多くの里山周辺では養蚕は行なわれていただろう。

コウゾはクワ科の植物である。コウゾの実は甘く、舌に若干ざらつき感が残るが美味で、クワの実はもちろん美味である。ただしクワの実を食べると舌が赤紫色に染まってしまう。そうそう大量に採取することが難しい昨今では、なかなか実現出来ないのだが、コウゾやクワの実でジャムを作ると当然ながら美味である。

桑畑の実はわりと大きいのに対して、山のクワの実は小ぶりである。それぞれに美味だが、山のものの方が薫り高いと感ずる。

今では山も権利主張が強いので、迂闊に山菜など採れなくなったが、昔は寛容だったのか・・・昭和の時代には山菜ブームもあって、休日になると多くの人がレジ袋片手に山の斜面にへばりついていたものだ。ワガハイも子供の頃にはオヤジに連れられて西丹沢の大又沢の奥や、松田町の大野山の先や寄の奥、道志川沿いなどに出かけた記憶がある。

だか、最近はちょっとそう簡単にはいかない感じだ。ま、採取するなら林道脇に生えているものをほんの少し摘まんでみる程度が限度だろう。入会権とかあるからねぇ・・・

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もう一枚!

楮(こうぞ)[Broussonetia kazinoki × B. papyrifera] 

学名に×があるように、ハイブリッドである。ヒメコウゾ[Broussonetia kazinoki]
とカジノキ[B. papyrifera]の雑種なんだそうだ。で、困ったことにヒメコウゾもカジノキもコウゾによく似ていて・・・ジ~っと観察しているとだんだん分からなくなってくるんだな。だからこの画像も、ひょっとしたらヒメコウゾかもしれないし、カジノキかもしれない・・・いや、カジノキではなさそうだが、ヒメコウゾとの違いについては・・・?突っ込まれると自信がないな。これはしっかりした図鑑を持って、現場で確認しないとダメだ。

 

昨晩は、杉錦のエドノナツザケを呑みながら、博物学という苔むして、もはや科学とも思われないかもしれない地味な分野の話を、妻としていた。それで、案外「公衆衛生学」ってぇヤツも相当に地味な分野だけに、もはや科学と思われない状況になってきているかもしれないと思った。ようやく分科会が強気のコトを言ったとか・・・政治(為政者)と科学は相性が悪い。何故なら科学は不都合なコト(直接の利益に反するコト)ばかり提示すると思われるだろうからな。科学技術と理解していたモノも、それ以外の問題で崩壊したな・・・福島第一・・・。でもねぇ・・・それが福音ってぇヤツだな。ただ、福音を見いだせなければ単なる災いでしかない。再び同じようなルーティンに入りつつあるように思うんだがな・・・嫌な予感だ。

 

エドノナツザケについては、日を改めて書こうと思う。実に美味かつ面白い酒だった。出来ればもう一本、買いに行こう。コウゾやミツマタなど生けて、それを眺めつつ杉錦をいただく・・・それは、エドノナツザケにピッタリだろう。