ワガハイは上野公園が大嫌いである。人生において三回、鳩からの糞尿攻撃にやられておる。JR上野駅の公園口から東京文化会館や西洋美術館といった辺りまでは問題ない。核心部分は動物園前交番を過ぎたあたりであり、三回の攻撃とも、その交番の警官さんに目撃されておる。にもかかわらす、鳩を取り締まってはくれない。実に不愉快である。
ということで、ワガハイはその核心部分を迂回して歩くことを覚えた。つまり、ワガハイのような頭脳レベルでも、さすがに三回も経験すると慣れるどころか警戒心が強くなり、いろいろ学習するものである。新型コロナも第４波と位置付けられるみたいだが・・・あまり学習効果は高くないかな。
それで、ワガハイは東京国立博物館（通称：東博・・・アズマヒロシではない）や東京都美術館（通称：賭美観・・・ではなくトビカン）に行く場合は、千代田線の「根津」から歩くというルートを使う。このルートだと鳩が少ないので安心だ。
ワガハイはどうも鳩にナメられておるのか好かれておるのか？鎌倉の鶴岡八幡宮では、数羽にたかられた。肩に乗っかるわ、頭に乗っかるわ・・・なんなんだろう？あまり鳥に近づかれるとアレルギーの身としては芳しくはないのだが。
さて、東京都の要請によって方針を大転換した国立系の都内博物館・美術館は、本日から結局「当面の間、臨時休館です」という表記をWeb.上に出した。よって、ワガハイは「特別展 国宝鳥獣戯画のすべて」を見に行くことはないだろう。鳥獣戯画は、見れば面白いのだが、この状況下で展覧されても見に行く気分になれん。全くもってなんでこのタイミングで企画するのか？よ～ワカラン！
ま、呼吸器疾患の身、やっぱりコロナじゃなくても都内の空気はキツイんですな。で、博物館や美術館の空調というのは、ど～も多くのお客さんが入るとイマイチ能力不足の感じがしてならない。西洋美術館（通称：セイビ）や東博は、混雑することが多くて、ワガハイにとっては以前から入場が厳しい感じがしたな。だから、ササッと入って核心部分をサクッと見て、サッサと出てきてしまう。展示空間の滞在時間は概ね20分以内だ。つまり、コロナじゃなかった頃から呼吸器疾患にはあの混雑した展示空間の空気は辛かったんだな。
一方、クラシックコンサートの場合は、満席であってもそのような辛さは経験したことがない。コンサートホールは、満席であってもその人の数以上に空間が大きいとか、そもそも空調が収容人数に対して設計されておるのだろう。これは、呼吸器疾患の人間の実体験における感覚である。ゆえに・・・
文化庁の幹部は「同じ都内にある国立劇場や新国立劇場は開いていいとする一方、美術館や博物館の休業を求める都の意図をはかりかねている。文化庁は国民に文化芸術を提供するために施設を設置しており、国民に説明できる合理的な理由があれば都の要請に応えてもよいが、現状では合理的な理由が示されていない」（2021年5月11日NHK政治マガジンより）
合理的理由かどうかはワカランが、ワガハイは美術館や博物館の展示空間に対する現状の人数制限であるとか、作品を鑑賞する際の人の動き方などを考慮すると、とてもじゃないがヤバいと思えてしまうので、行かない。空いている美術館・博物館ならばまだマシだが・・・
美術作品の中には温度湿度が極端に変化することを嫌うものがあり、大抵そうしたものはケースに入れられていたりするものの、その気密性だってど～なんだろう？基本的にガンガン空気を入れ替えるような前提にはなってないような空調のように思いますな。「換気の徹底」と対策を示していても、ど～見ても換気効率は良さげではない。空気の滞りを感ずるんですな。ま、博物館や美術館では人はあまりしゃべらないから問題ない・・・的なご発言が大臣？からあったと思うが、ど～なんでしょうねぇ？
案外、展示室では他者と至近距離で同じ作品を覗き込むもんですわな。ま、変異ウイルスだし、国立も都立や区立も、揃って休館というのはまともな状態だと思うんだがな。
さて、博物館や美術館の展示室という空間を燃焼室に見立てるならば、我が国を代表するトヨタや日産、ホンダのエンジン技術を活かして・・・吸排気効率を高めるというヤツね・・・なんか凄いコト出来ないんですかね？入場者数によって可変バルブタイミングでスワールがど～た～こ～た～、ですよ！等長ポートで慣性過給とか、いっその事、過給機付けちゃいましょうよ！とか・・・？そうすれば、お客さんもドンドン入って効率的に鑑賞してドンドン出ていく・・・これ、ど～なんでしょうねぇ？
ボケ防止に、本日は2000字を目標に書いたが、2025字だ。まあ、いいかな？
〈画像〉スゲハムシ（キヌツヤミズクサハムシ）[Plateumaris sericea] だろうか？色にはバリエーションがあるらしい。
