Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「さざ波」は大波のはじまりだからねぇ・・・複雑でいいのは、生モト純米酒の香味だよなぁ。

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2011年5月6日撮影

松・・・葉は尖っているし、松ヤニはベタベタして鬱陶しいし、なぜ松竹梅といわれるのか・・・この中でワガハイ的に一番好きなのは梅だ。だいたい松の花というのは何だかよ~ワカラン形態をしておって、新芽を摘み取る「みどり摘み」と呼ばれる松ならではのお手入れを怠ると、上画像のような状態になってくる。新芽は若いうちならば手で摘み取れるが、夏になると硬くなるのでハサミを使って切りとる。ま、作業効率からいっても今ぐらいにはさっさと摘み取ってしまった方が楽だな。

ということで上画像の松は、サッサと摘んでしまった方がいいのだが、どこかの堤防に生えていた松なので、なかなかお手入れは行き届いてはいないな。マツクイムシにやられていると思われるものもあったからなぁ。

湘南海岸では防風目的で松林がある。その間の小道を抜けていくと海岸に出られる、という風景が子供の頃からの当たり前だった。なんとなく、松と海岸風景というのはセットになっておる。海を渡る風というのは刻々と変化し、波も一つとして同じものはない。波音、潮の香、太陽の光、沖を行く漁船、カモメ、あるいはアオバト、時にトンビ・・・余計なことを考えることもなく、ず~っとその場に居続けられるもんだな。

少し高い所で・・・防波堤の上とか岸壁の上とか、だいたいそのようなところで海を見ていると(最近は立ち入り禁止のところが多いが)、海面の状態というのが観察出来る。大きな波の中に様々な波が入り乱れていることが分かったりする。そして凪の海面では穏やかな波模様が観察され、それはなかなか繊細な文様に見えたりする。そしてそのような繊細な波が繰り返されるうちにみるみる増幅してくる。でも、しばらくは増幅されてくる波の中にも繊細な文様を見てとれたりする。

ワガハイは海釣りするよりも、釣り人の間に座り込んで、ジ~ッと海面を見ている方が退屈しのぎにはいい。

 

さて、上記の中で、海面の観察の話が今、問題発言とされているコトにつながる。Twitterに「さざ波」投稿した方のことだ。まあ、今の日本の状態がさざ波だという認識ならば、笑いごとどころではない。波はドンドン増幅されますな。そこに小さな波が加わり、より複雑な波形を形成しながらピーキーな特性を示すかもしれない。そういうピーキーな波形は、時に思いもよらぬものを破壊するよなぁ・・・想定外ってぇヤツだな。でもまあ、物理の話ですわな。それと同じですよ!実に想定出来ますよな。

複雑でいいのは、生モト純米酒の香味・・・だよなぁ。

 

それにしても、松の葉は尖っていてピーキーだねぇ・・・風向きによっては、マツクイムシの開けた穴から漏れ出す松ヤニの香が漂ってきますな。「みどり摘み」を行うと、手袋をしていても手指に松ヤニが付いてしまうものだ。それは石鹸で一度手洗いした程度では洗い流せない。だからワガハイは松の剪定はご免である。