料理用に購入した赤ワイン・・・ま、カレー作ろうというわけですな。チリ産のメルローである。イオン系スーパーマーケットの酒売り場に並んでいる廉価ワインだ。値段の割にはマァマァではなかろうか、と思っていたんだが・・・
「チェリーやスミレのアロマに微かにスモーキーなニュアンスを感じます。」と書かれた裏ラベルの文言は、大幅な修正が必要だ。ワガハイ的には厳しい表現だが・・・
「傷みはじめたチェリーやスミレのアロマに微かに発酵不良堆肥のニュアンスを感じます。」
スクリューキャップで、その栓もしっかりとしたモノだったが、相当なダメージを受けてしまっていたようだ。まあ、カレー用に買ったので、グツグツ煮込んでいるうちに問題の臭いは気にならなくなったがね。大方その成分は揮発してしまったんだろう。
買えばどの様な酒でも一応はテースティングするんだが・・・発酵不良堆肥っぽさが鼻につくというのは、そもそも栽培土壌に問題があるかもしれない。土壌の臭いというのは作物に相当な影響力があるものだからな。
借りている小さな区画の農園で、大量の堆肥を投入した人がいた。そしてレタスを栽培し始めた。状態としては土に植えられたレタスというよりは、堆肥に植えられたレタスとした方が実態に合致している、というような状態でしたな。
さて、その収穫されたレタスはお裾分けとして我家にもやって来たんだが・・・予想通りに凄いことが起きたね。レタスはレタスの香りを失い、堆肥の匂いに包まれていた。生で食べて悲惨だったので、火を通し始めたら堆肥の匂いがキッチンに充満した。残念ながら食すことは出来なかったな。※
小松菜やホウレンソウなどでも、土作りに際して生っぽい肥料分を加えると、その匂いが付きますな。魚粉などを多く投入すると、何故か小松菜から魚っぽい匂いが出て来ますな。ナニゴトもバランスが大切ですねぇ。
この土作りが作物の香味に影響を及ぼすということは、ちょっと考えてみれば想像がつくことだと思う。しか~し!ワガハイのようないい加減なコトばかり書いておる男の書くことなど、信用に値しないと思われる貴兄に、以下の本をおすすめしよう。ただしPHP研究所のHPを確認すると・・・在庫なし・・・である。新本の入手は無理かもしれん。判型は新書版と四六判上製が出版されていた。ワガハイは2002年1月29日第1版第1刷を持っておる。出版されてすぐに購入したからねぇ。
この波多野公介さんは、ワガハイの勝手な推測なんだが・・・この本に書かれた内容からして、行きつけの喫茶店で何度か話した方ではないかと思っておる。茶の好きな人で、ワガハイも茶好きだったんで「最近の茶の香りが臭い!」って話で盛り上がりましたな。カウンターで珈琲飲みながら並んで話した内容が、この本の内容と殆ど同じだからね。しかも取材を始めたという話だったからね。
でも、この初版本が出る前に天に旅立たれたということみたいだ。「2001年11月に逝去」と奥付にある。
とまあ、ワガハイの思い出はこの位にして、本の内容だが・・・古本探して読んでみてちょうだい!いいお茶つくっている茶園は、その土作りが凄いですぞ!そしてそれはイコール、ワイン用ブドウの畑と同じですな。ブルゴーニュの特級畑で行なわれておることと全く同じですな。
ま、量産ワインに過度な要求をするのも無理があるだろう。でも、このワインのダメージはなんかねぇ・・・?
さて、本日の我家の藤だ。ソロソロ藤の花の記録も終わりだな。花が終わればさっさと切って種に栄養がいかないようにする。来季の花芽の成長を促すために、とモノの本に書かれておるので、それに従ってみますな。なにせ藤の初心者だからねぇ。
もう少し寄って撮ってみましたな。
今年の藤の開花は早かったな。全般に早いよね。最近は春になるとすぐに気温が上がり、地温も上がるので我家では畑でジャガイモを栽培するのを止めた。何らかの工夫をしないとすぐに成長が止まってしまうのだな。小さなイモばかりになってしまうわけだ。温暖化の影響だろうなぁ・・・これからナニ栽培するのがいいのかねぇ。日本は熱帯雨林気候になるのかねぇ?
※ 青山学院大学のモットーである「地の塩、世の光」という意味からすれば、このレタスはうち捨てられて然り、ということになるな。ということで、ナニゲにミッション系はキツイですな。以下リンク参照内容です。