第二東名高速の秦野インターチェンジ建設現場に隣接するところにある不動尊だ。ワガハイが二十歳ソコソコの頃にたまたま見つけた不動尊のことを思い出して、大雑把な記憶を頼りに立寄ってみた。大きな公共事業では、こうした神社仏閣などは壊されて、適当な所に碑が立てられてソレまでになってしまうとか、とにかくその場に存在することに必然があった筈なのに、その場から切り離されてしまうことがあるからな。つまり、思い出してしまったので心配になったんだな。で、ギリギリで第二東名の予定地から外れていたようだ。
しかしながら、我ながら・・・おおよそ四十年前の記憶を頼りに、しかも工事のために道筋もなんだか寸断されたりしている状況でありながら、一発で行き着きましたな。
この不動尊の由来は分からない。ま、ネットで調べると・・・先ずは信頼出来る秦野市役所のHPが検索にかかる。
平成25年度 捕獲数8頭 白體不動尊、上秦野神社、堀之郷正八幡宮
平成26年度 捕獲数15頭 柳川生き物の里、白體不動尊、鶴巻南3丁目、鶴巻
平成27年度 捕獲数5頭 千村生き物の里、堀西さわやか農園、曽屋クリーンセンター付近、柳川白體不動尊東の沢
アライグマの捕獲数だ。文化財関係の項目では見当たらない「白體不動尊」。どうやらこの不動尊はアライグマを捕獲するための施設のようだ???
そんな訳はない。で・・・本当に情報が少ないな。
白體・・・まあ、ハクタイって読むんだろう。
で、辛うじて得られたのは「タウンニュース 秦野版 2012年8月30日号」だ。秦野歴史おこしの会が定期講演会を行なうという情報の中に、それはあった。この白體不動尊は、曽我兄弟が仇討祈願をしたみたいだ。一つ安心したのは、文化財保護活動がなされていて、この不動尊もその活動の対象となっているのだろう。
ま、行きやすい場所ではないな。ワガハイが行った時にはアライグマはいなかったな。
本日の藤は、オリンパスM. ZUIKO DIGITAL 40-150mm 1:2.8 を使っておる。いよいよ構図など詰まってきたんですな。そういうときはレンズを変えればいいですなぁ・・・。それでも詰まればカメラを変えるというテもあるな。撮影時間は朝の7時半頃、やはり8時を過ぎた光線だと花の透明感が得られるような描写になりにくい。
地植えの藤も彼方此方で満開になってきている。ソロソロ箱根外輪山の某所へ行ってみるかな?たぶん今年もヤマフジが咲きだしておるんじゃないだろうか。