寒川神社の末社、宮山神社だ。三の鳥居をくぐってすぐに左に曲がる・・・そして道路を渡れば行き着く。この地域の住所は、神奈川県高座郡寒川町宮山なので、その住所からしても高い座があり、宮のある山という、なかなか高貴な印象を感ずる場だと思いますな。
寒川神社のHPでは、この宮山神社に関してはザックリとした説明があるだけだ。そこでもう少し詳しくと思うと、やはりこの神社の境内に設置された説明板の方が詳しく、由緒が分かりやすいですな。
以下が説明板の内容だ。ご覧になる機材の都合で改行や書式がズレることがあるだろうが、そのあたりはご容赦!ま、内容はお分かりいただけるでしょう。上画像と照らし合わせてくださいな。
一 御祭神 八柱の神
(合祀神社名) (御祭神名) (旧鎮座地)
琴平社(ことひらしゃ) 大物主神(おおものぬしのかみ) 神戸鎮座
八剣社(やつるぎしゃ) 須佐之男神(すさのおのかみ) 八剣鎮座
雷社(いかづちしゃ) 健御雷之男神(たけみかづちのおのかみ) 雷鎮座
若宮八幡社(わかみやはちまんしゃ) 大雀命(おおささぎのみこと) 旭鎮座
祢岐志社(ねぎししゃ) 聖神(ひじりのかみ) 根岸鎮座
稲荷社(いなりしゃ) 宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと) 中洲鎮座
三峰社(みつみねしゃ) 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)伊邪那美命(いざなみのみこと) 上合鎮座一 祭典日
月次祭 毎月一日 午前 八時半
例祭 九月二十九日 午前十時一 御由緒
寒川神社末社宮山神社は、古くよりこの宮山各地区に鎮座しておりました
七社に小祠を、現在の社地に御社殿を建て合祀いたしております。
明治四十一年十二月琴平社に八剣社、雷社、祢岐志社、若宮八幡社の四社が
合祀され、大正三年九月稲荷社が合祀されました。
大正十二年の関東大震災により、社殿が半倒壊するなどの被害を蒙りまし
たが、昭和五年国費以って復旧いたしました。
昭和四十四年九月、三峰社が合祀されております。一 御神徳
宮山神社に白豆腐をお供えして祈ると母乳に恵まれる、と云われています。
子供の安産の願い、母子の健やかな生育を願う祈願等の信仰が今に伝えられ
ています。
また、御祭神の御神徳は厚く、家運隆昌、家内安全、無病息災、商売繁盛、
五穀豊穣の神として、宮山地区の人々はもとより、広く一般に崇敬されてお
ります。
旧鎮座地の地名というのが、ザッと現在の地図を見た限りでは分かりませんな。まあ、どのような理由でここに合祀されたのかは、これだけの内容ではワカランのだが、勿論、社務所にはそういう資料は保管されているだろう。ワガハイは研究者でもないので、そこまでこのコロナ禍において深追いする気にはならんな。
白豆腐をお供えするというのなら、近隣に豆腐屋が在るのだろうか?と思ったのだが、グーグルマップでは無さそうだ。これ、門前に豆腐屋があるとピッタリなんだがねぇ。でもまあ、昔から人々の願いは変わらん。健康でしっかり食べられること、それが御神徳の内容ではないか。でも、それを実現させるのは人間次第だからなぁ・・・これだけは絶対だ・・・他力本願ではないな。
Etsuro1は、やはり少々へそ曲がりであろう。本体よりも末社の方に興味が沸きますな。
この後、熊澤酒造へ酒買いに行きましたな。