昨日、厚木の小野神社について書いたが、その中で日本武尊がでてきたのでその繫がりで足柄神社について少し書くな。
この神社の祭神にも日本武尊という記述がみられる。その詳細に関しては神奈川県神社庁のサイトを確認されるのがよろしい。御由緒に結構詳しく記述されている。それで例によってであるが、当ブログでは説明板に関して一つだけ紹介しようと思うな。
足柄神社社殿
足柄神社は、かつて坂の神として足柄峠に祀られ
たとされる足柄明神が矢倉岳、更に現在の苅野に遷
座し矢倉明神社と呼ばれていました。昭和十四(19
39)年に足柄神社に改称されて、今も南足柄の総
鎮守として信仰を集めています。
平成二十年に社殿の調査が行われ、いくつか特徴
的なことが分かりました。現在の社殿は、本殿【ほんでん】と拝殿【はいでん】、
弊殿【へいでん】とを廊下でつないでいますが、もとは独立して
建っていました。本殿は三間社入母屋造【さんげんしゃいりもやづくり】で、桁行【けたゆき】十
五・五尺、梁行【はりゆき】十一・七尺あり、県内でも数少ない大型
社殿です。材質は欅【けやき】の素木【しらき】仕上げで、堅固さと優美
さを備えています。本殿の各所には、獅子や龍など
良質で細部にわたる彫刻や陽刻による装飾が施され
ています。本殿の建築年代は、境内の由緒碑【ゆいしょひ】によれ
は、慶応二(1866)年三月と記されています。
今回の調査から、この記述が妥当であることが分か
りました。
平成二十二年三月
南足柄市教育委員会
注:【 】内はルビ
なかなか立派な社殿でありますな。こりゃあ、一度は参拝されたほうがいいと思いますな。
振り返ってみると、こんな感じで急坂を上るんだな。
一番奥にそびえる山は、明神ヶ岳といって箱根の外輪山であるな。
矢倉沢往還といって古い街道筋に位置する社であるな。箱根の裏街道でもあって、上の画像に見える車道を右に上っていくと静岡県境の足柄峠となる。富士山の絶景ポイントでもあるな。金太郎伝説の地でもある。そして裏街道だったわけだから矢倉沢関所跡という史跡もあるな。
さて、徒歩だとして箱根を越えるのがいいのか、足柄峠を越えるのがいいのか・・・標高は足柄峠の方が低いが。ま、越えた後・・・御殿場から沼津までは結構長い距離だからなぁ。天気さえ良ければ足柄峠から西側は富士山の眺望がすばらしいので、こっちの方が面白くて厭きないかな。