Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

近代化遺産だとは知らず・・・子供の頃から気になっていた”八ツ沢発電所” その4 「松留発電所」

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上野原駅を出て、下り電車が渡る橋・・・この時、好奇心が疼いたんだなぁ・・・

鶴川に架かるJR中央本線の橋、Etsuro1が子供の頃は国鉄と言ったが、橋の位置は変わってはいないはずだ。あの時は、相模湖よりも先に世界が続いていることが驚異だったねぇ。幼いほど、ちょっとした遠出・・・それが些細な近所での出来事でも驚きだったな。大人になると、さすがに始めてイギリスに行った時は驚いたけどね。本当にロンドンタクシーで二階建ての赤いバスなんだ!ってね。なんだが街中が遊園地みたいに見えたもんだ。でもねぇ・・・もう、そういう驚嘆はないねぇ・・・あるとすれば別世界に渡る時ぐらいのもんだろう。ま、最期の楽しみとして期待しておこう。

話しが逸脱したな。この鶴川に架かる橋のそばに八ツ沢発電所があって、その水圧鉄管の存在感に驚いた子供の頃、もう一つ車窓から気になっていた建物があったんだな。それが次の画像だ。当然、当時とは同じではないだろう・・・相当に改修されているはずだがね。

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松留発電所

こういう小さな建屋の発電所っていうヤツが、水力発電所のひとつの魅力だと、ワガハイ的には常々思っておるんだな。この発電所は、どうやら八ツ沢発電所で発電を終えた水を使っているみたいだな。ゆえに、落差はいくらもないねぇ・・・それでも水流があれば少しでもそのエネルギーを無駄にせず、活用しようという先人の知恵と勿体ない精神の賜物でありましょう。素晴らしいことでありますな。

祖父達は言ってたな、「日本は貧乏な国だから、知恵を絞ってモノを大切に有効に活用しないといけない・・・何処かの大国のように、大量消費を出来るような資源はないんだ」。この言葉は、何だか今では理解されないかもしれないな。コロナ禍において、様々な前提条件が崩れてきているようだが、明治生まれの人たちの経験談を、もう一度思い出してしまうな。彼らも、大変革を生きてきた人たちだったからねぇ。

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もうちょっと全景を狙ってみよう!

松留発電所で仕事を終えた水は鶴川に注がれ、すぐに目の前を流れる桂川に合流するんだな。ここはちょうど二つの河川の出合だからね。なかなか地形的にも劇的な場、だよね。こういう、ただその場で見ているだけでもドラマチックな風景っていうのは、ソーラーパネルを並べる発電所ではまず、お目にかかれないだろうな。とにかく、水力発電は水流という動きが感じられれば、あるいは発電機が回転しているようなメカニカルなノイズが聞こえるところもあるが、そういう”動き”が魅力的なんだねぇ・・・

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もう少し回り込んで撮影

TEPCO 東京電力ホールディングスのHP内を探すと、プレスリリース2005年に【「八ツ沢発電所施設」の国の重要文化財への指定について〜明治後期に建設された日本初の大規模な調整池式水力発電施設がわが国最大規模の重要文化財に指定〜】というのが見つかる。そのページの下の方に【〈別添〉八ツ沢発電所・水路平面図】なる項目がある・・・そのリンク先はPDFだが、そこにこの松留発電所の記載があるんだが、八ツ沢発電所の放水路で発電しているんだね。このPDFの図は、猿橋より上流にある駒橋発電所からの水路が図解されていて、どのようになっているかが一目で分かるな。ただ、このPDF、もう少し解像度が欲しいところだけどね。

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なんか、いい感じ・・・

隣に養魚場があるねぇ・・・一見すると何処までが発電所で、どこから養魚場なのか分かりませんな。発電所で魚育てているみたいに、勘違いしそうだな。

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いろいろ構図を変えたり、ズームをいじったりしたくなりますなぁ・・・

上画像、右への流れが松留発電所をスルーする水路なんだねぇ・・・結局、水のある風景に惹かれているのかねぇ?この風景が見えるところにカフェでもあったら、窓際でしばらく眺めていたいですな。

そしてたぶん、発電所建屋は、その昔はもっと趣のあるデザインだったんだろうねぇ。

 

やっぱり、メガ・ソーラー発電所の風景は、ちょっとイマイチだな。