絶対にブラインドでも当ててみせる!という香味の逸品でしょう。特に抜栓二日目がとても豊かでありました。”亀の尾”という米について、わざわざ解説する必要はないだろう。幾つかの蔵が醸す”亀の尾”を、頻繁にではないが呑む機会を得たが・・・この米で醸される酒の特徴としては”まろみ”のような感触が常にあったな。キリッ!スパッ!という感じの酒ではなく、場合によってはモッサリとした香味のこともあったなぁ・・・それで、言われるほどには大したことのない米なのではないかと、考えることもあったな。しかしながら、使いこなすためには、ある程度の、飲み手としての経験回数というのも必要になってくるのかもしれない。非常に特徴のある香味を造り出す米である以上、何らかの適切な加減を見つけることが出来れば、新しいアイテムになり得るかもしれないのであるな。
でもまあ、Etsuro1としては、亀の尾で「これはいいぞ!」っていう酒に出会ったことはないんですな。でもねぇ・・・造っているのが丹沢山の蔵元ですから、何が起こってもおかしくはない。ということで、一升瓶でしか売ってなかったので、それを購入しました。
結論
これはたぶん、また買うだろうな。
実に強烈なテイスターが仲間にいてねぇ・・・彼にも呑んで貰いたいんだが、コロナのおかげでもう半年は会ってないんだな。二ヶ月前になるか・・・”丹沢山 麗峰”を送ったところ、感動の電話が来たからな。四合瓶で見かけたら送って、感想を聞いてみたいものだと考えているな。ま、リモート呑み会でもやればいいんだろうが、どのみち、口数少なくテースティングを続けて感動を分かち合うというスタイルの呑み方だから・・・リモートで呑む必要はないかな。
川西屋酒造店の唯一の決定的欠点を挙げよう!
それは・・・
裏ラベルが結露に弱い
それだけだ。
〈追記〉2021年5月5日
新酒(2020BY)の「隆 亀の尾 純米吟醸 無濾過生原酒」について、以下のリンク先をご覧ください。素晴らしい酒でしたなぁ・・・