Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

佐香錦・・・いいですな~出雲富士

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山陰は憧れるねぇ・・・

20代前半は、時間を見つけては島根・鳥取に出かけていたんだねぇ・・・トータルで4~5ヶ月は居たことになるかもしれない。特に松江・出雲地域の神社については、しらみつぶしと言えるほど見て回ったんだな。したがって、今ではどの記憶が何処のものだったか混乱を生じてしまったな。

闘病生活もあったりして、あまり闊達な十代を送れなかったEtsuro1は、なんだか学校でも度々一人自粛みたいな感じになってねぇ・・・修学旅行も行かなかったなぁ。ま、団体旅行が嫌いだったので、さほど悲しくは思ってないんだがね。そのEtsuro1が、突如元気になってきた時に行きたかったのが、出雲地域だったんだねぇ。

出雲市の駅・・・確か線路の北側だったか?一畑百貨店があって、その対面あたりにあったような気がする”おでん屋”さんには感謝しているんだな。昭和50年代後半の話しだ。ランチタイムに入って、ナントカ定食を注文したんだが、次から次へとオーダーしてない皿がカウンターの上に並ぶんだなぁ・・・はじめはそういう定食なんだと思っていたんだが、どうも様子が変だ?

「あの~、これ注文してないんですけど・・・」

女将曰く、「どんどん食べなさい」

つまり、はじめて入った店で、なんとご馳走になってしまいかけたのだ!それでお会計の時にお金は要らないと言われるのだけど、こちらとしてもナントカ払おうとするのだが、女将は受け取ってくれず、戸口でワガハイの姿が見えなくなるまで見送ってくれたのだ!後日、出雲から帰郷する前日に、ちょっとした茶菓子を買ってその店に挨拶に行ったんだが、またご馳走になった挙げ句、「そういう気遣いは出世してからでいいんだよ!」と女将に言われたな。

その時、松江のユースホステルに特別に許しを得て連泊していてねぇ・・・とにかくしらみつぶしに神社を見て回ったな。ユースは飲酒厳禁なので、小瓶の日本酒を買って、ちょっとした弁当も買って、宍道湖畔でランチ酒などをしたこともあったな。その時の蔵の酒が画像の”出雲富士”だ。当時のこの蔵の酒の印象は、あまり鮮明ではないんだが、特別に美味いとも思わず・・・つまり土産に買っていくという気にはならなかったな。ところが、今や全くの別物と言うほどに旨酒になってしまったんだな。

この「超辛口純米吟醸」は、佐香錦という米を用いている。Etsuro1は、まだこの米の特徴というものが採れずにいる。この米を使った酒をそれほど呑んでないからねぇ・・・

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裏ラベルだねぇ・・・

”目標日本酒度””っていうのが面白いねぇ・・・バツッと辛いですよ!でも米のうま味は消えていませんな。ゆえにふくよかさも残っている感じがする・・・のは、軟水という酒造用水の関係もあるのかもしれないねぇ・・・

「佐香錦(さかにしき)」について調べてみると、昭和60年に「改良八反流」と「金紋錦」を交配し、島根県の酒造用に16年掛けて開発されたという。交配に選ばれたこの二種の米に関しても、それぞれ単独で醸された酒を多く試飲する機会を得ないので、何とも特徴がつかめないでいる・・・「金紋錦」は昔、数種呑んだ記憶があるが、あまり印象に残ってないんだなぁ・・・でもまあ、そんなことはともかく、この酒は大いに気に入ったことは間違いないな。

ちなみに、佐香錦は日本酒の神様とも言われる松尾神社( 島根県出雲市小境町108)の別名が佐香神社ということらしく、その名前から付けられたそうな。

あれ?その神社は行ったねぇ・・・確か狛犬?にチコちゃんの仲間”キョエ”に似たようなのがあった気がするんだが・・・

ということで、まことにネットは便利でございます。ありました・・・境内社、稲荷神社の狐ですね。目が似ているんだな。