海老名市下今泉にある泉橋酒造株式会社の酒を呑むのも、実は久しぶりだな。5年は呑んでないだろう・・・この蔵にはじめて伺ったのは25年前以上になるだろうな。先代の時だな。この時は大吟醸を勧められて帰宅したんだが・・・当時ありがちな吟醸香の強い酒だったな・・・今となってはフルーティーだのデリシャスリンゴの立香だの、洋梨だのと言って騒いでいたのが懐かしいねぇ・・・
さて、この”秋とんぼ山田錦生モト純米酒”は、裏ラベルの能書に目を通しておいた方がいいね。
神奈川県産山田錦100%
精米歩合80%
これはとても興味深いことを行っているということだな。
抜栓して室温で呑むと、香りも味も開いてこないので、能書のお勧めのとおりに燗酒とする・・・見事に燗上がりしますよ!精米80%ながら、雑味少なく綺麗な酒ですな。生モトの感触はあまり強い方ではないが・・・栓を開けて1時間もすれば、更に香味が開くので、速醸モトとは明らかに違った酸が現れてきますな。
この酒は時間をかけて、ゆっくりと香味変化を楽しむのがいいかもしれないな。一升瓶で買って室温放置しておいても、そんなに妙なことにはならんだろう。
面白い酒だねぇ・・・
神奈川県の酒、ちょっと大変なことになってきているかもしれないねぇ。
さて、またもう一軒いってみましょうか・・・