先日の”麗峰”が美味かったので、再び丹沢山に手が伸びてしまったんだな。裏ラベルにも書かれていることなんだが、燗酒が実にいいですねぇ・・・さらには燗冷ましが素晴らしい!もう少し正確に言うと、冷めていく過程がとても楽しいし、興味深いですねぇ・・・様々な香味が出現するのだが、実に快適であーる!丹沢山、気に入りましたね。
ダメ酒はですねぇ・・・というのは言い過ぎかもしれない・・・が、燗冷ましって、香味バランスが崩れて酷いことになってしまう酒っていうのはあるよね。あと、添加してある乳酸の味が分離していくこともあるし・・・袋香をはじめとした濾過臭が目立つ場合もあるねぇ・・・つまり、燗冷ましって、酒の生命を終わらせることがあるね。
とても昔・・・昭和40年代の正月・・・糖類や酸味料で武装された日本酒で祝っていた時、徳利の酒が冷めると不味くなるっていって、アチアチ言いながら男達は呑んでいたね。ああいう酒は・・・酸味料入りだからねぇ・・・そりゃあ凄いことになりそうだねぇ・・・更にさらに、防腐剤(サリチル酸)なんかが入っていたりしてね。とにかく何であんなに日本酒は酷いことになっていたんだろうね。合成酒っていうのも当たり前の時代があったんだからねぇ・・・さすがに合成酒は飲んだことないね。
今でも、まれにこういうことを言う人がいるな・・・「日本酒には防腐剤が入っているから悪酔いする」・・・入ってません!それはあなたが単にアルコール耐性が無いだけか、気分的な問題です!
それにしても、サリチル酸添加っていう時代があったってぇのは、凄いですねぇ・・・というか酷いですねぇ・・・それじゃあ悪酔いするよね。酒呑んで風邪薬飲んだら酷いことになるっていうのは常識でしょう。その成分が酒に入っていたんだからね。
だから、今の優れた酒でも、薬を飲んでいる時は、その薬との相性を確かめておかないとまずいね。
それと、数日前に書いた料理酒の事について追記ですな。
糖類・酸味料入りの普通酒は、料理酒には使わない方がいいね。