Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

パン作りが盛んらしいな・・・

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4月の風景なんだけどね・・・桜の下にスミレ

噂通り、パン作りの材料が置いてあったはずのスーパーの棚が空っぽだったな。粉も無ければドライイーストも無い・・・バターも品薄ときたもんだ。なんか極端ですな。巣ごもりでパン作りっていうのは、それ自体悪いことではないと思うんだが・・・どんなパンを作っておるのだろうか?Etsuro1が若い頃、神奈川県には二件の凄いパン屋があったな。一つは横浜のパン・ド・コナ、そして伊勢原のブノワトンだな。どちらも有名だったから、通っていた人も多いだろうな。そして若干遅れて徳多朗が凄いことになっていたな。どれもハード系がいい感じに仕上がっていて、ワガハイ的にはうれしき日々だったなぁ・・・

神奈川県の、これらのパン屋のレベルは高かったね。都内のベッカライ・○○ー○・○○○とか、幾つかの有名店も、まあ美味かったけれど・・・ハッキリ言ってB級に思えたからなぁ・・・昨今は、どこのパン屋さんもレベルアップして、その気になれば相当なレベルのパンを仕込むだけの技術があると思うね。むしろ、お客の方がついてこられないというのが実態だろうな。主食としての・・・粉食としての文化の浅さはまだしばらくは、どうにもならんかもしれないな。

そういえば、ザワー種を起こしてベルリーナ・ランドブロートを作ったこともあったなぁ・・・辻調の本とか買って勉強しちゃってね。それで気付いたんだが・・・パンが上手に作れれば、おそらく酒も上手く造れるだろうということだ。特に天然酵母パンを作ることが出来れば、それはほとんど”くされモト”という日本酒の古典的モト仕込みが出来るということだろうからね(ホシノ天然酵母じゃダメよ!自分で起こさないと)。仕込み温度を管理して、しっかり乳酸が生ずるようにすることが大切。乳酸がライ麦をまとめるいい役割をするからな。

昨今、パン作りにいそしみ始めた方々へ、それは素晴らしいと思います。みんな密造技術の第一歩を踏み出していると言えますな。あとひと踏ん張りすれば、お酒の自家醸造が出来ます。別にこのブログは密造を推奨している訳ではない!しかーし、酒造りとパン作りは、歴史的にも技術的にも近似だからねぇ・・・ああ、我が国も家庭内醸造を認めてほしいですな。ドブロクつくりたいねぇ・・・洗練度の無い、ドン臭いヤツをねぇ・・・

政治家にもう少し、食文化や食の歴史に関して見識のある人がいれば変わるのかねぇ・・・昨今の問題に関しての対応を見ていると、いったい彼らは何の専門家なんだろうねぇ・・・(昨今の問題に見識が無いのは仕方ない・・・しかし人間愛に欠けているんじゃねーのかい?)

政治ってぇのも古く人間くさいものなんだろうが、きっと紀元前から基本はかわらねぇんだろうなぁ・・・(パンも酒も、紀元前から親しまれ、神様とともにあったんだけどねぇ・・・)政教分離で、政治から宗教が切り離されたのはよろしいとして、その代わりに妙なものがとっついているようにも思うね・・・大変だな。

 

ああ、ブノワトンの高橋シェフ・・・あのベルリーナ・ランドブロートの仕上がりはしっかりと記憶していますぞ!いまだ、あれ以上のものには出くわしていませんな。あの世でもパン作ってんのかね?

それに肉薄したベルリーナはEtsuro1が作ったヤツと、別の角度からハードに美味かったパン・ド・コナだな。最近はベルリーナで凄いのには出会わないな(また作らないとダメかなぁ)。

昨今、カンパーニュでいい感じなのが藤沢のパンの蔵 風土。いい発酵のうまみとタッチがあると思うな。だがしかし、ちょっと遠出になるので買いに行くのを自粛中!もう少し落ち着いたら買いに行こう。

 

自宅で粉扱うと、アレルギーが進みそうな昨今のワガハイ・・・パンが食えなくなったら人生つまらんから要注意なんだわな。アレルギーの人は、パン作るときにマスクは忘れずにした方がいいよ(蕎麦打ちもそうなんだがね)。