日本酒
日本酒度+3とあるように、ガチガチに辛口といったタッチではないものの、山廃酛の重層的な酸のお陰で飽きることなく、舌がダレることもなく、味わい豊かなのにキレよくスッキリとした後味だった。
懐かしいなぁ・・・と思った 昔々、「綾菊」という酒を呑んだ。結婚して間もなかったから・・・30年以上前になる。国重弘明杜氏の頃の綾菊だな。 www.ayakiku.com 時々立ち寄るスーパーマーケットに酒売り場がソコソコ充実しているトコロがあって、「ピルス…
このところの暑さは災害級だという。つまり今、私たちは災害の真っ最中で毎日生きている、と考えてイイんだろう。災害が日常になってしまったんだな。毎日がサバイバル!
やっぱり電動アシスト自転車が最強じゃなかろうか?と言っても、我が家にはアシスト無の折り畳み自転車が一台あるだけなんだが。
真夏は白ワインか山廃の日本酒が好みだ。晩酌は、こういう清涼な世界に遊ばないと精神のバランスが崩れ去るな。
出来れば毎年行きたい長野県木曽福島。理由は「朴葉巻」の購入だ。今ではネット注文で取り寄せ出来るけれど、やっぱり一年に一回は木曽谷の風景を見たくなる。
四捨五入して還暦の男は、なぜか血管年齢だけは異常に若いと診断されている。
これはレコード再生に用いるカートリッジだ。状態は悪いのでジャンクだが、ワガハイが若かった頃、このカートリッジを付けてコモドアーズを聴くと最高だった。クラシック系はまるでダメな音が出るカートリッジだった。
ど燗酒で知る人ぞ知る神奈川県山北町の蔵元、川西屋酒造店「丹沢山 秀峰」の火入前の姿が、こういうパワフルなキャラクターだというのは、面白いけれど・・・だが、危険な酒であるコトには違いない。
「相模灘」の酒は、以前から口当たりの良さが際立っていたが、ここ数年はやや、その口当たりの良さが進んでしまって、物腰が柔らかくなり過ぎになってきたように思う。
多くの日本人を魅了するフェルメールだって、相当にゴツイ画面だからねぇ。あんなゴチゴチな画面って、なかなか日本人の手になる絵画には見られないから。
にごり酒の上澄みって好きなのだ。だから最初はソレを頂き、次に少し濁りを加えた状態で楽しみ、最後はややドロドロ気味を賞味するというコトになる。コレはこれで変化があって面白い。
ホントウにこの酒を生かすには、あらゆる文化の取り込みが欲しくなる。だがトータルで質素・・・茶室空間はやりすぎかもしれないが、和室の縁側で庭の桜を見ながらの一献!というのもイイなぁ。
平成14年に売り出されたという「臥龍梅」ブランドは、割と都内の酒販店でも見かけるラベルだし、ワガハイの居住する神奈川県南部のスーパーマーケットでも見かける。
5日間かけて飲み終えた。徐々に香味は開いていくのは常だが、大きな欠点が露呈することもなく、しっかりとした酒造りがされている証拠だねぇ。
「生酛」というだけで充分な殺し文句だ。さらに加えて「生原酒」である。このふたつの言葉が一升瓶の首に貼られているのを目撃してしまったら、選択に悩みはない。
調理法は蒸し。言うまでもなく、剥き身の牡蠣より美味だった。剥き身だとやっぱり味が抜けるんだなぁ。
飛騨地方の名物となっている「朴葉味噌」は、この「蕪水亭」発祥というコトなので、機会があれば賞味されたし!
ラベルを見ているだけでも酔狂な雰囲気を醸しつつも、飽きるコトなく眺めながら想像を膨らませてしまう。そして一献!
祖父はとんでもなく熱い湯が好きだった。だから祖父と風呂に入るのが嫌だった。大好きな祖父だったが風呂だけは別!一緒は簡便して欲しかった。だが、とっ捕まって無理矢理入浴させられるから・・・ありゃあ、拷問にちかかったな。
日本酒には、適度な静けさが欲しい。沈黙まで行くコトはないし、静寂とまでも言わないケド・・・落ち着きと静けさを感ずる香味を求めたい。
小さな地元の酒蔵が醸す新酒生酒、しかも無濾過生原酒っていうのは、取扱いをしっかりとしないと香味が壊れてしまう。保管温度が問題なのだ。
造形では素材に支配される以上、その素材が決定的に変質してしまわない限り、その素材の特性に従うしかない。勝手はゆるされない。
ラベルの右端に描かれた滝は、なんとも水墨画的で趣があって好きだが…山北を代表する「洒水の滝」だろう。高瀬橋のところで酒匂川に合流する滝沢川を少々遡ると、その洒水の滝はある。
車内で酒瓶を割ると後始末が大変なんだそうだ。概ね想像はつくケド。昔々居住していた近所の酒販店の店主は、配達中に酒瓶が割れたらしい。そしてそれは繁忙期の師走だった。年末といえば飲酒運転の検問が多い。
野趣あふれる美味しさだが、と同時に味わいは強く、沢山食すと身体がど~にかなってしまうのではなかろうか?と危惧するほどである。
なんでこんなコトを書いているのかっていうと、高橋幸宏氏が亡くなられたニュースから思いを巡らせていたコトなのだ。
見ていた夢は地震で、タワマンの上層階でユサユサと大きく振幅する揺れの中で狼狽える感じだった。
しぼりたての酒って、炭酸分を多く含んでいたりするから猛烈に辛く感ずる。それを澱引きしたり、瓶詰めしたりといった作業の中で少しずつ空気酸化を受ける。そうして米を原料とした酒らしい味わいが顔を出してくる。
早い段階から吟醸酒や純米酒を手掛けた酒蔵っていうのが、現在でも評判の酒蔵になっている場合が多いように感じている。丹沢山の川西屋酒造店のお仕事も、割と早くから特定名称酒を手掛けていたはず。