Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

日本のMont Saint-Michel・・・江ノ島

潮風に吹かれていれば感染リスクは低かろう・・・ということで、釣りの人も多いと聞く。やっぱりいろいろ工夫して趣味を選んだりして、ストレス緩和を心がけたりするよねぇ。ワガハイは釣りが性に合わないのでやらんが、魚を食べるのは大好きだ。なにせ祖母が網元の娘だったからねぇ・・・で、陸に上がって三代続いて、遂にワガハイも海の人ではなくて陸の人になったな。

だが、祖母から様々な話を聞いた幼少期、海は良いなぁ・・・なんて言える話ではなかった。漁に出て帰らぬ人になったというのは、今と違って良くある話だった。労災保険なんていうのも無かっただろうし、みんなで助け合ってダンナを失った母ちゃんと子供を支えていたらしい。子供が成長するまでは、親戚や職仲間で経済的にも支え合っていたらしい。みんなココロ優しかったのは、海が過酷だということを知っていたからだな。

陸の人になったワガハイだが、それでも海をみたり漁船を見たりすると、なんだか血が騒ぐというか、なんともいえない気持ちが湧いてくる。そしてクルーザーやらヨットなんかを見ても、な~んも感動はない。

 

ということで、マラソンという競技は、陸上競技の中でもテレビでは見てしまうものなんだが、本当は飛脚の走りの方が興味あるのである。だからといって、佐川急便に興味があるわけではないからねぇ・・・。ま、スプリントレースよりも長距離の方が興味深い。クルマのレースなんかでも、ルマン24時間耐久なんて行きたいと思ったもんだ。F-1にはあまり興味がないからねぇ。

 

ルマン24時間耐久といえば若い頃、レースをやってないサルト・サーキットとユノディエール(D338)をウロウロしたコトはあったんだが・・・あれも妙に感動しましたな。

ま、話が脱線するのはマイドのことだ。思い出しついでに忘れないうちに、ここにメモしておこう。場所はルマンから離れてブルターニュである。

地図上で探しやすいのは海辺のSaint-Maloという港町・・・そこから内陸側に河口なのか大きな入り江なのか判別出来ないような地形が入り込んでいるが、それを南下していくと、両岸がだんだん狭まってきたあたりにDinanという街が見つかる。ワガハイはPontorsonからD576→D676→D795というルートでクルマを走らせたんだが、高い橋を渡る時に正面に見える塔が、たぶんBasilique Saint-Sauveurで、D795は対岸に渡った所で左へ直角に曲がる。その先の左側に、川岸方面へ下って行く道(D12)があるので、それに入る。先ほど渡った高い橋の下をくぐって右手に流れるランス川に架かる石橋があるが、その袂にL'Atelier Gourmand(4 Rue du Quai, 22100 Dinan, FRANCE)がある。

このお店の蕎麦粉のクレープは美味だったねぇ。まあ、30年以上も前の話なんだが・・・経営者が代わっているか?そのあたりはワカランが、一応現在でもレヴュー評価は高いですな。たぶん、美味だと思うので、その辺りに出かけることがあったら立寄ってみて下さいな。Dinanは綺麗な街ですぞ!

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江ノ島 湘南港灯台の近くにて 撮影:2019年7月18日

で、画像は江ノ島での撮影である。日本のMont Saint-Michelである。フランスに旅行が出来なくても、江ノ島に行って無理矢理Mont Saint-Michelだと思い込む。そして巨大オムレツを食べる代わりに、買ってきたタマゴサンドでも頬張れば良いのである。

だがしかし・・・東京2020オリンピックセーリング競技!

競技日程は2021年7月25日(日)~8月4日(水)※予備日:8月5日(木)

www.pref.kanagawa.jp

ということで、暫くはMont Saint-Michelだと思い込む遊びも出来そうにない。まあ、ワガハイのちょっとした息抜き場所の自由が、暫くのあいだ自由ではなくなるというコトだな。

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江ノ島港防波堤から片瀬東浜方向を見る

 

宮ヶ瀬ダム貯蔵・・・いいねぇ「盛升」

コロナ禍以前から、世の中というのは矛盾に満ちていて、不条理なもんだった。それが世界的な困難にぶち当たるとより顕著に際立って見えるし、実感が強くなるもんだろう。今起きている不満な問題は、ナニも今に始まったコトではない。平常から吟味し、慎重さを欠かさずに仕事を積み上げて、思慮深く検討することが大切なんである。

という、極めて当たり前のコトが最も難しいというのは、これまた人間という動物の性だろうねぇ・・・。

本日午後、菅首相は熱海の土石流現場を視察・・・という情報があるが、イギリスのコーンウォールに引き続きナニを得られるのやら・・・ちょっと不思議・・・?くれぐれも現場作業の邪魔しないでね。

 

不思議な感性ばかりなんだが・・・

数日前にIOCの小川さんが来日したが、テレビ映像によるとルフトハンザの747に乗ってやって来たんだなぁ・・・あの燃費最悪の飛行機に乗って、たぶんファーストクラスで、やっぱり高級ワインなんか機上で開けちゃったりして?

(機上で机上の学びでもいいから「緊急事態宣言」のコトぐらい確認して来いよなぁ・・・採用試験だったら即落ちだよなぁ・・・というレベルだ。)

まあ、庶民的な感覚の全く無い世界の方なんだろうねぇ・・・。多くの犠牲のうちにやり抜く姿は、なんだか狂信的な存在に思えてくる。これではオリンピックを支配する見えないナニか・・・は、あまりにも危険な欲望なのだろう。

危険なものには近づかないというのは、まず間違いの無いコトだろうねぇ・・・。いろいろ、あからさまになってくるコトが多い昨今、それはウンザリするし、シラけるし、アタマにくるんだが、学ぶコトが多くて老化した脳味噌には情報量が多すぎるなぁ。

 

で、若い方々にはお願いしたいんだが、いろいろ制約が多すぎてストレスが多くて失望さえしかねないかもしれない。だが、少し冷静になって起っていることを記録・記憶しておいてもらいたい。きっと新しい価値観を築いていく世代にとって大切なネタになるはずだ。そして、そういう力は絶対に若い人達にはあると、ワガハイは確信しているんだな。

まあ、ワガハイが確信したところでど~にも説得力なんぞ無いんだが、それは日本酒を呑み続けてきて、記憶を振り返ると一朝一夕には今の酒質が出来たワケでないからねぇ・・・そして蔵元の様子を見ていると、作り手の世代交代というのが革新的とも思える素晴らしい酒を生み出してきたと思えるコトが多数あった。

ソロソロ、ワガハイの世代は引退した方がいいんである(若い方々の道を後押しすべき世代だと思う)。老害は深刻である。重鎮の顔色なんざ気にしていたら、同じ過ちを繰り返すだけだからな。老害が強いと、その組織全体が老害の世界観に洗脳されてしまうようだ。

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盛升 宮ヶ瀬ダム貯蔵 地下80mのダム監査廊内で静かに熟成の時を待ちました

さて、神奈川県は厚木の酒蔵が醸す「盛升」である!この蔵は大昔、???・・・といった酒を市販していたが、何故か鑑評会では金賞など受賞していた。ということでワガハイ的にはとても疑問だらけの蔵だったのだ。

ところが、時々呑んでいるんだが、現在はイイんですよ!そして「宮ヶ瀬ダム貯蔵」とラベルに記されたヤツを、スーパーマーケットの酒売り場で見つけたのだ。まあ、以前から気になってはいたんだが、遂に購入した(酒販ルートが絶たれても、スーパーマーケットの酒売り場に酒が並んでいればいいのだ・・・仮想敵国みたいな扱いだよなぁ・・・飲食の酒提供)

昨日の当ブログでは、鹿児島県の鶴田ダムのことで「ダム便覧」のリンクを貼ったんだが、宮ヶ瀬ダム(神奈川県)のコトも「ダム便覧」に詳しいので、気になる方はご覧くだされ!

宮ヶ瀬ダム[神奈川県] - ダム便覧 (damnet.or.jp)

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マイドの裏ラベル

特別純米原酒であり、アルコールは18度と高めだ。クセの少ない優等生的な味わいで、一歩間違えれば大手酒造メーカーの酒のようなオール4的な酒にも思われかねない。しかしながら、やっぱりソコは違うのである。杯を重ねるたびに差異は拡がっていく・・・つまり、飲み飽きするコトがないのだ。燗は45℃前後あたりまでがイイ感じだったな。

そして熟成感に乏しい酒の色といい、香味といい、熟成という程長期間ではないんだろう・・・と思っていたんだが、まあ、どの位の時間、ダムの監査廊で眠りについていたのかは記述もないのでワカランが、しっかりと温度管理がされた熟成というのは、老香や着色といった分かりやすい特徴を示すとは限らず、とにかく新酒のカドがとれてまろみに繋がっていくということはあるだろう。

たとえば「丹沢山」でもそれは経験済みだ(以下リンク先参照)

etsuro1.hatenablog.com

宮ヶ瀬ダムの監査廊・・・その温度がどの様な状態なのか詳細は知らんが、酒の熟成にいい環境みたいだな。この「盛升 宮ヶ瀬ダム貯蔵」は、表ラベルにそのダムと宮ヶ瀬湖のイラストがあしらわれていて、なんとも地域活性アイテム的な土産物のようにも思えなくもないんだが、その割にはそのイラストデザインも地味で品が良く・・・この酒は土産物屋に並ぶナンチャッテ酒では断じてない!かなり本気でダム貯蔵の可能性に期待感が盛り上がる内容だったねぇ。

この酒、ダムマニアのためだけにあるワケじゃない。でも、ダムマニアで日本酒好きだったら・・・もう、ウットリした目付きでこの酒を楽しむコトだろう。それはまた、イイねぇ・・・思いっきり楽しんで下さいな!

 

「線状降水帯」・・・ワガPCは最初「戦場降水帯」と変換しおった!

線状降水帯が鹿児島県でも暴れまくった。今までの防災に関する経験則は通用しなくなってきた・・・というやや曖昧な表現よりも、通用しなくなった!と言い切った方がイイというのが実情だな。

数日前、その鹿児島県薩摩川内市を流れる川内川の鶴田ダムが緊急放流を辛くも避けることが出来たらしいが、この川内川まわりの地形というのが、ちょっと特別なものがあるらしいことが、地図を見ていると読めそうだ。ワガハイは鹿児島は行ったコトがないが、谷があって急流があり、そして盆地になってまた流れが急峻な地形を下る・・・みたいな地形のようだ。こりゃあ、治水が難しいだろうなぁ・・・と思って調べてみると、この鶴田ダムの計画と設計はナカナカ難しかったらしい。そのあたりの話はダム便覧にダムインタビューとして掲載されているので、興味のある方は以下リンク先でどうぞ!

鶴田ダム(再)[鹿児島県] - ダム便覧

川内川には「曽木の滝」とかあって、以下に書く黄瀬川(鮎壺の滝というのがある)の風景とちょっと似ているな。

 

さて・・・

ワガハイが住む神奈川県の隣、静岡県では熱海の土石流(ますます人災という感じが強くなってきた)と、もう一つインパクトがあったのは黄瀬川大橋の落橋だ。あの橋は一時、頻繁に渡っていたからなぁ・・・・

 

黄瀬川というのは、富士山の東側を流れて狩野川に合流するんだが、上流部の川底が富士山の溶岩だったりするので、滝もあるし、ナカナカその流れは表情豊かで面白い川なのだ。が、その分、急流であり、ひょっとすると地中に浸透する雨水というのは少ないのかもしれない。その伏流やら地下水にならない分は田圃で溜めるというコトもあり得るが、川底が低いから農業用水としては引き込みにくく、それで江戸時代に箱根芦ノ湖からトンネル掘って水を引いたんだな。深良用水といって1666年(寛文6)から四年がかりで作られたという。詳しくは裾野市の以下サイトを読まれたし!

深良用水/裾野市 (city.susono.shizuoka.jp)

ま、そういう地域環境なのである。で、三島市や清水町は名水の里であるし、柿田川湧水という凄い湧水もあるからねぇ・・・とにかく水は旨い。なんでもこの地域に育った知人が数人いるんだが、海で泳ぐというよりも、川で泳いだり釣りをしたりして夏休みを過ごしていた思い出があるようだ。

 

でも、いろいろ開発の影響もあるだろう。温暖化による影響もあるだろう。柿田川湧水は昔ほどの凄みはない。ワガハイでもそう思うんだが、昔を知る地域の人の話では、もっと豪快に湧いていたというんだな。

水の恩恵を受けている地域なんだが、今回は橋が落ちて家も流れた・・・水の威力は言うまでも無く凄いからなぁ・・・水圧に耐える住居なんてそう簡単には作れないからなぁ。ダムみたいな構造物になってしまうだろうからなぁ。

で、とにかく黄瀬川大橋は通行止め。旧国道1号線は大渋滞。それでも直ぐ下流側に迂回ルートがあるから完全にその地域が分断されたワケではないのは、不幸中の幸いだ。遠回りにはなるが、この道筋は交通の要衝だ。

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十文字橋 撮影:2007年9月12日

今回の黄瀬川大橋の落橋した映像を見て、神奈川県足柄上郡の松田町と開成町の間を流れる酒匂川の橋が落ちたことがあった、と思い出した。「十文字橋」という橋だな。これは嵐(2007年9月の台風9号)が収まってからその落ちた様子を見に行ってみたんだが、橋脚が落ち込んでしまって橋桁が折れ曲がり、今にも落ちてしまいそうだった。

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チョイとズームアップ

奥の鉄橋は小田急線である。画面左が新松田駅になり、新宿方面である。二宮金次郎の話にも出てくる酒匂川の氾濫である。急流なので暴れ川だ。上流の静岡県ではこんなコトもあったんだが、それは当ブログの以下リンクを参照下され!

etsuro1.hatenablog.com

コロナ禍である。余計な動きは控えるので、報道関係者でもないワガハイは隣県の災害現場に出かけて様子を見てくるというの止めておくのだが、黄瀬川大橋もソコソコ古いのかなぁ?十文字橋はかなり老朽化している感じだったからねぇ・・・ワガハイはこの機会に全部架け替えるのかと思っていたんだが、部分修理だったねぇ。予算と工期の都合なんだろうがね。

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橋上でヘルメット被った人が作業している

黄瀬川大橋でも、上画像みたいな感じで作業員がナニかしているんだろうな。部分補修でいくのか全面改修でいくのか・・・でもあそこは交通量が多いし、バスや大型トラックも頻繁に行き来するからなぁ・・・しっかり作り直すのかなぁ?

日本全国、アチコチでインフラが老朽化してきてるので、これから大変だな。

 

「箱根八里は馬でも越が越に越れぬ大井川」・・・ひとたび橋が使えなくなれば、ど~にもならんからな!で、くれぐれもランドクルーザーだから渡れるなどとは思わないように!オフロード四駆を持つと川を走りたくなる人がいるが、あれは止めたほうが良い。川底は苔などあり滑りやすく、しかもタイヤは浮力を生じさせるのでグリップは凍結路面並に低い。その上、川の流れの水圧が加わるのだ。そして足回りが水に浸かってクルマにダメージが無いはずがないからねぇ。新型ジムニーがウケているが、ジムニー乗りの皆さん、川はヤバイからねぇ・・・BBQに行って川渡りたいなんて言っている人が居るんでね。環境にも良くないからね。(若い頃、ワガハイはオフロード派だったんですわ)

 

三角点は基準だねぇ・・・永田町界隈はアミロイドβ大量蓄積か?

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高松山頂上(神奈川県山北町) 撮影:2007年9月26日

画像データはドンドンたまっていく。カネは出て行くばかりだが、データはドンドンたまっていく。そして、財布にたまるのはレシートやらカード使用の控えばかりだ。

というわけで、レシートなどは時々捨てれば良いのだが、画像データというのはなかなか捨てられない。明らかに失敗撮影であっても捨てずに残っている。で、これをTIFFなんぞで残していようモノならハードディスクが幾らあっても足りないし、BDに保存しても追いついていかない。そんな状態ながらも少しずつデータの整理は行なう。暇を見つけて行なう。

最近も、思い立ったので整理しているのだが、これがまた部屋を整理するのと同じで、懐かしいものを見つけて眺めてしまって作業が捗らないということが起こる。で、上画像を見つけてしまったのだ。

もう、14年前になるのか・・・それでもデジカメで撮っているんだなぁ・・・じゃあ一体フィルムで撮っていたのは何時のことなんだ?ってな感じで、ナニニつけても老いを自覚させてくれるものだ。アミロイドβとやらも、かなりたまってきているかもしれない。

あと数年でボケが始まる?いや、既に始まっているんじゃないか?まあ、特に興味のない芸能人の名前など、出てこないねぇ。名前がパッと出てくる芸能人っていうのは、だいたいあの世に逝っちゃってるんだな。なるほど、最近テレビがつまらないワケだ。やっぱり松方弘樹さんが亡くなったあたりがテレビの限界に思えるなぁ。

で、14年前には元気に夕方散歩で高松山(標高801m)の頂上まで行って来たってなワケだ。あの頃は登り坂をサクサク歩いていた。今では平地をヘラヘラ歩いておる。この山は足柄平野の眺望があって、天気が良ければ酒匂川が海に流れ込む周辺に街並みが拡がり、田畑がブチ模様になって拡がっていることが分かる。ま、別にど~と言うこたぁ~ない風景だが、小田原藩のお膝元である。歴史に思いを馳せてこの風景を見れば、あの山には出城があったとか、あの辺に某政治家の家があったとか、いろいろ感ずるものはあるものだ。

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基本測量

高松山の眺望を書きながらその画像が出てこないのは、この日はガスっていたのかもしれない。あまりハッキリとした眺望じゃなかったんだろう。

ハイキングコースにもなっているので、道標やコース整備は明確だ。迷う心配はないと思う。そして休日にはソレなりに歩く人の姿も見られるし、山頂ではお弁当を楽しむ姿も見られる。ただ、新東名の工事現場があるので、歩く道筋によってはやや興ざめするかもしれない。だが、上に登ってしまえばそれは視界から消えるので、とりあえずはイイ感じである。そのコースガイドはワガハイがやることもなかろう。山北町のウェブサイトに詳しく紹介されている。

高松山ハイキングコース | 山北町 (town.yamakita.kanagawa.jp)

そしてこの山には三角点があって、登ればソレをジ~ッと見ることになる。それを見たからど~ってこたぁないんだが、やっぱり見てしまうものだ。

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三角点

世の中、いろいろなマニアがいるからねぇ・・・三角点マニアっていうのもおられるからなぁ・・・。伊能忠敬に憧れるというか、凄いなぁ・・・って尊敬の念を持つ人は多いだろうが、それはワガハイもそうなのである。で、測量士っていう職業は、ちょっと良いなぁ・・・と思った時期があったな。中学生の頃だったねぇ。幾何学三角関数なんていうのは好きな部類だったからな。

でもねぇ・・・実際は土地を測るワケだから地権者にあれこれ言われたりするコトもあるだろうし、大変だねぇ。「おめぇ、チャンと測れよ!測り直せよ!」なんていう苦情はあるだろうなぁ・・・そういうのに関わるのは嫌だなぁ。ま、伊能忠敬さんもいろいろトラブルはあったみたいだからな。

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第六天~高松山の尾根道

ようやく関東南部は梅雨明けが近づいてきたのかもしれない・・・と感ずる本日の天気だ。幾らか日差しがあって久しぶりに世の中が明るく見える。梅雨の間はやっぱり歩行距離が減ってしまう。若い頃よりも脚力は直ぐに落ちる感じがするんだな。ちょっと歩き込まないとイカンな。老いてくると体力の現状維持というのが、結構大変になってくるものなのだろう。脳力は・・・毎日脳細胞が死滅しているっていうからなぁ。

 

本日、一応は脱力系で書いたがな・・・だが、

――西村康稔経済再生担当相の言った「酒類の提供停止に応じない飲食店に対して取引金融機関から働き掛けてもらう・・・」ってぇ“かたぎ”とは思えぬ脅しに対して、「承知していない」という菅義偉首相???もう政府内部はグシャグシャで、メルトダウンと土石流のダブルパンチよりも酷いことになっているようだ。永田町界隈はアミロイドβが大量蓄積しておるようだ!――

こういうコトを言われると、もう呆れてアホ臭くてねぇ。どうしようかねぇ・・・やっぱり今晩も旨酒しかないねぇ。

な~にが酒類の提供停止だ!あなたたちの給与の停止が先だわぃ!!

 

二度目の「昇龍蓬莱 きもと特別純米 槽場直詰生原酒 美山錦」・・・Jeremy Clarkson「クラシックカー投資」編

東京五輪は、一都三県で無観客開催ということになったようだ。そうなる感じがし始めた頃から、以前読んだ一文を思い出していた。それは英国の自動車評論家?の Jeremy Clarksonさんが書いた「クラシックカー投資」の話だ。

その内容は、〈金を預けるとよく分からない書類を渡される。私に分かるのは、その書類を戸棚の奥にしまい込んでおけば私が死んだ後に子供たちに確実に迷惑をかけるということくらいだ。そんなことに金を使うくらいなら犬の餌に使ったほうがずっとまし〉というコトに始まる。また、ロマネ・コンティに投資しても飲んでしまっては価値もナニも終わってしまうが、クラシックカーならば時々エンジンをかけたり、乗ってみたりしても値落ちしない・・・といったコトだった。

海外自動車試乗レポート : コラム: 「クラシックカー投資」 By Jeremy Clarkson

ワガハイはこのコラムの内容が気に入っていて、時々思い出すのだ。そして今・・・オリパラのチケットを持っていなくてヨカッタ、と思うのだ。

三年前あたりは、ワガハイもパラリンピックのチケットは購入しようかなぁ・・・と、ほんの一時期だが考えたコトがあった。そもそもオリンピックにはそれ程の興味はないからなぁ・・・ま、冬のオリンピックならば、クロスカントリーだけは見たいと思った時期もあったが。

それは若かった頃、少しだがクロスカントリースキーをやってみたことがあったからだ。でもまあ、それも日光の某所で選手が練習しているのを目撃することが出来て、上手い人がどの様に荷重を移動し、スキー板をコントロールしているかを観察出来たので、チケットを購入して競技を見る必要は無くなったな。

ま、ワガハイのクロスカントリースキーというのは、競技ではなくてフィールドで遊ぶ楽しみの方だったからねぇ。

でも、パラリンピックっていうのはテレビでしか見たことがないが、なんだか凄いコトが起こっているように思うんだな。だから生で目撃するという体験に、少し興味があったんだな。

でもねぇ・・・なんだか抽選で面倒くさそうだし、サッサと諦めちゃったんだな。もう、面倒なのは嫌なワケだ。そう思って冷静になると、チケット購入してスケジュールがフィックスすると、そこに予定を入れないように工面しなければならない、という面倒に気付いたワケだ。

そして、そういう面倒を嫌うようになり始めたあたりから、ワガハイの体調も下り坂になっていった・・・今思えば何となく、気力というものが衰えはじめていたのかもしれない。咳き込むようになって喘息の発症となったんだな(現在、喘息はクスリでコントロール出来ているので、副作用が時々起こることを除けば、ナントカなっている)

まあ、つくづくチケットを購入していなくてヨカッタと思う。今では予定をフィクスするコトがやっぱり嫌ですな。ナニせ、喘息発作まではいかなくても、不調な時というのは予想できずにやってくるものだ。チケット持っていて体調不調なんていうのはねぇ・・・

でもまあ、結局はチケットを持っていないので、再抽選だの有観客だの無観客だの、というコトに一喜一憂することもなかった。やはり、生きるためにそれ程必要とされないモノゴトにこそ、一喜一憂されるものだろう。 Jeremy Clarksonさんが言うところの金融商品なんていうのは、やっぱり持ってしまったら神経がすり減りそうな気質なんですなぁ・・・死んだ後に誰かに迷惑をかける前に、自分がアウト!だな。で、イヌのエサに使うのではなく、ワガハイは酒に投資する・・・というワケではなく、呑んでしまうのだ。

 

ということで・・・

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昇龍蓬莱 きもと特別純米 槽場直詰生原酒 美山錦

二度目の「昇龍蓬莱 きもと特別純米 槽場直詰生原酒 美山錦」である。行き付けの酒販店の冷蔵ケースに、4月に呑んだものとたぶん同じロットの一升瓶があったので、購入したな。というのも、それから三ヶ月が過ぎて・・・しかも冷蔵環境で保存されていて、どんな感じになっているだろうか?と興味があったからだ。

etsuro1.hatenablog.com

以下は2021年4月23日の当ブログ、上リンク先の部分引用だ。

無濾過生原酒が冷蔵管理下で幾らか熟成された酒、ということだろう。それでも抜栓すればその直後は炭酸分のようなタッチは感じられたな。でも全体的に角は丸くなっているような・・・美山錦だけにソモソモ香味は当たりがスムーズ。だが、ボディ感はある。正直言ってワガハイの好みの酒ではないんだが、特徴のあるいい酒ですな。これはハマるヒトはいるでしょうな。

今回呑んでみて印象は変わった。かなりワガハイ好みに変化が生じていた。生原酒ということで、ジワジワと冷蔵庫の中で熟成が進んでいるのだろう。抜栓の瞬間はポンッ!っていうガスが軽く抜けるような音はしたのだが、一口目の炭酸分のようなタッチは弱くなっていた。栓がしっかりされていても炭酸分は抜けるのか?或いは抜栓時の品温が違っていたのか?だろう。今回の方がやや低温で開けたのかもしれないねぇ・・・。

まあ、美山錦です!これは間違いなく美山の味ですな。なんて言うか・・・悪く言うと呑み手に媚びているような旨さなんだなぁ・・・それが嫌いだった時期もあった。だが、ここ数年は、その媚びている感じも、それはそれで良いじゃないか、と思えるようになってきた。それであちこちの蔵の美山錦も呑むようになったんだが、この昇龍蓬莱は前回呑んだ時には、その美山特有の香味タッチがやや強かったんですな。で、今回は緩和されたと・・・ま、そういうワケなんですな。

美山錦の物腰の柔らかさと、これは雑味ではあるんだがエグ味の一種との乖離したアンバランスさが前回は気になったワケだ。そうは言ってもホンの僅かなことであって、神経質過ぎる領域の話である、あまり気にする必要はないとは思うコトだが、一応気になったのだ。それが今回は繋がった・・・というコトなんだな。

まあ、ナカナカ伝わりにくいし、説明が難しいコトなんだが、要するに呑めちゃう酒になったわけだ。ボディのある酒だが、かなりガンガンイケちゃう酒になった!

だが、これをほんの少し口に含んだ時の充実感はイイですなぁ・・・ちょっと禁欲的に我慢しながら呑むペースを落とす・・・スロットルを絞って時間を稼いで呑み味わう・・・この自制感覚の中で時間経過とともに香味を堪能する・・・そういうコトが実に楽しいのだ。

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裏ラベル・・・内容は前回と同じだがね

こういうことが起こるので、同じ酒を数本購入しておくというのがベストなんだよなぁ。まあ、なかなかそうはいかないけどね。我家にもう一台冷蔵庫を置くスペースは無いからなぁ・・・ポリポリ

 

ワガハイ、本音はオリンピックよりもオクトーバー・フェスの方が圧倒的に開催して欲しいのだが・・・ワクチン接種が行き届いて、今秋のビール祭は出来るのだろうか?そもそも、そんなにウイルス変異株は甘くはないのか?頼むからコロナ禍は甘くあって欲しい。そして酒はやっぱり辛口がイイですな。

 

悦朗・・・シャガールとモネを持ち込んで「菊姫」自宅呑み・・・が夢

油彩画というのを描いてみたコトがあるだろうか?ワガハイは下手だが描いてみたコトはある。だが、そもそも名作と呼ばれるモノが本当に素晴らしいのかどうかはワカランが、ジックリと至近距離で見る機会が得られた作品の中では、真っ先に驚異的と思えたのが、シャガール※1である。そしてググッと寄って見てオオッ!と思い、引いて見てワォ!と思ったのがモネ※2だったねぇ。

※1 マルク・シャガール Marc Chagall(1887 - 1985) 現ベラルーシ出身のフランスの画家

※2 クロード・モネ Claude Monet (1840 - 1926) 印象派を代表するフランスの画家

 

まあ、いきなりそういう手練れ中の手練れの作品のようなワケにはいかないのは当たり前だが・・・こう書くと、殆どの人が画面構成であるとか、描写力であるとか、そういうテクニックのコトを指していると思うだろう。つまりデッサン力※3ね。

※3 混同している人がおられるが、デッサン力と描写力は異なる。デッサン力は計画力とも言い換えられる。

ところが、ここで問題にしたいのは、そういうテクニックではないからねぇ・・・もう一つ、フツ~は気付かないテクニックってぇヤツがある。それは、いかに豊かに絵具を盛るか?というコトだ。

油絵の具ってぇヤツは、身近な水彩絵の具とは違って酸化重合反応で硬化する、っていうのが乾き方なのである(漆なんかも、こういう乾き方だねぇ)。故に、酸化しやすい油で顔料が練られているワケだ。これ、食用油のような空気酸化し辛い、従って健康によろしい油で顔料を練ったとしたら乾かない(硬化しない)ので、絵具として使えないワケだ。

ん~~~~話が脱線しそうな気配・・・戻そう。

ま、絵具の厚塗りっていうのも限度があって、あまり一気に厚く盛ると表面は硬化しても中がブニョブニョ状態になってしまう。ま、それでもシッカチーフ(油絵の具の乾燥促進剤)なんかを適量混ぜるなどして、硬化を促進させることは出来る。まあ、使いすぎると画面の堅牢性に問題が生ずるけどね。美大受験生なんかは、ガンガン描かないと試験時間内に終わらないから、シッカチーフの使用量は多いだろうねぇ・・・ま、試験の採点が終わるまで画面が保てれば良いんだからねぇ。

美術でもピアノやギターの速弾きみたいなコトはあるんですな・・・つまり速描き。ね、これ、本来的な表現のコトではないねぇ。そういうコトでお絵かき人生の貴重な初期を過ごしてしまうワケだ。なんとも貧乏くさい話ではなかろうか?

芸術系の学校はサッサと入学させて、一年位は試用期間みたいにして制作や練習の状態を観察していた方が良いんだがねぇ・・・そうすれば、自ずとド~ニかなっていく筈でアル。ま、社会のシステムや習慣上、そういうコトが出来ないんだろうというコトぐらいは分かっているがね。

ま、そのあたりから改革していかないと、面白いモノは出来てこないかもしれない。

 

やっぱり脱線してしまった・・・元に戻そう。

例えば、ドンブリに”てんこ盛り”ってぇヤツも、技術が要るんだな。体裁良く皿に少量盛るという高級店にありがちなのも技術ではあるがね。もう、ぜ~ったいに盛れません!というところに更に盛っていくというのも、高等テクニックだな。

それが絵画にも起こり得る。物理的にもう無理!っていう程に絵具を盛った上に、更に絵具をのせて、しかも描写していくというのは、やっぱりシロ~ト的には難しい。そういうのを垣間見ちゃったのが若き日のワガハイが見たシャガールであったな。そしてタッチを重ねても、それぞれのタッチが分離独立して画面効果を盛り上げていると思ったのがモネだったねぇ。これ、フツ~はタッチが繋がって面になっちゃうよなぁ・・・?

 

この話が、酒に繋がる。だいたい酒に溺れてデロデロ人生を送るのが絵描きの慣わしみたいな時代もあったみたいだからなぁ・・・ゲ~ジツと酒は切っても切れない関係にあるのかもしれない。

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お久しぶりの「菊姫」山廃仕込 純米酒

時代は昭和末、越乃寒梅をはじめとした淡麗辛口酒がもてはやされていた頃、濃醇な味わいで、コアな酒呑みのココロを鷲掴みしていたのが石川県の「菊姫」だったねぇ。

その頃は酒販店も今みたいに冷蔵ケースとかが無くて、陽の当たる木製の棚上に所狭しと酒並べて、日本酒もウイスキーも混在していて、入り口に近い所にはカップ酒が置かれていてねぇ・・・スルメとか乾き物も売られていて、まあ、食品や飲料に止まらずに雑貨屋的な店も多かったな。

ワガハイも子供の頃、使いっ走りでオヤジの煙草(今じゃあり得ない子供が煙草を買いに行く光景)や、ヤマザキの食パンまで買いに行ったな。季節になるとスイカやみかんまで売っていたし、学用品も最小限は置かれていた・・・つまり、なんだかグチャグチャに混在していて酒屋さんになっていたので、広いとはいえない店内は、異様に高密度に商品が盛られていた。あれはあれで贅沢な光景だったねぇ・・・酒の品質管理の問題は別として。

で、「菊姫」である。かつての菊姫は温度管理の問題が原因の殆どだったと思うのだが、それは蔵内もそうだし、出荷してからの酒販店を含めた扱いもそうなのだが、老香がキツかった。それがこの酒への敷居を高くしていたな。

菊姫行っちゃいますか?お兄さん、もう酒呑人生の来るところまで来ちゃってるよ。まだ若いんだからヤメときな。」

都内のある酒販店で購入しようとしたワガハイに、酒屋のジジイはそんなことを言ったな。そう言われると意地でも買うがね。

それが、いつだっただろう・・・菊姫が綺麗になったという話しを聞いたんだな。

「そうか、菊姫君が綺麗になられたのかぁ・・・そりゃあ何処かで買わないと」

と思ったもんだ。たぶん平成になってから、菊姫は綺麗になったんだと思うが・・・

たぶん、蔵が熟成に際して温度管理を徹底したのだろうし、熱心な酒販店が冷蔵ケースを設備投資した時期だな。ナニニツケテモ、一気に環境というのは改善出来ないものだ。それをして、採算が合わなければ商売にならず継続出来ない。それには呑み手の要求度が高まらなくてはならない。あの頃、そういう時代の流れになってきたんだな。

つまり、作り手と呑み手の関係というのは、卵が先か鶏が先か、的なものなのである。居酒屋だってそうだ。いくら大将が腕ふるって美味いものを作っても、客が分からなければそれまで、無駄な努力だ。一方、いい客が出入りする店は、やっぱりドンドン美味いものが出せるようになってくる。客の質というのは問われるもんだ。

だからなぁ・・・客のマナーが良ければ、そこで感染が拡大するリスクというのも下がるだろう。大好きなお店を守る為にも、やっぱり地道にマナー向上ではないかねぇ。やっぱり新しい発想には「酒パワー」は必要だよなぁ・・・ストレス解消だけではないねぇ。

あ、また脱線した・・・元に戻す。

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裏ラベルだ

王道の山田錦特A100%!!!お久しぶりの「菊姫」だったが濃醇にして美味、旨味、甘味、酸味、苦味、エグ味・・・酒を構成する香味は抜栓直後は静かに均衡を保って主張を控えているかのようだ。それが少しずつ開いていく・・・燗酒は冴える。熱燗から冷ましていく過程でも崩れない。この熱燗耐性とでもいうのは「丹澤山 麗峰」の方が上手だが、この「菊姫」も相当に凄い。綺麗で鮮やかな酸が、フルボディとも言える酒を軽やかに仕上げていることが分かる。まるでモネのタッチのように渾然一体となりながらも、それぞれの香味は独立性を保ちながら、織物のように「菊姫」の面を構成していたのである。

「いいねぇ~美味いねぇ・・・菊姫素晴らしい仕事してるねぇ・・・」

と絶賛しながら呑めるというのは、やっぱり最高の時ですな。

そう!絶賛している時というのは、やっぱり最高に幸せな瞬間ですな。

しかも、何故か隣の奥様が呑みつまみに、とキュウリの漬け物をお裾分けしてくれた。これがまた「菊姫」の燗酒とバッチシ!だったのである。

オカシイ?ナニかおかしい。なんでこのタイミングで隣の奥様は漬け物を持ってきてくれたんだろうか?妻曰く「たまたまでしょ。ホントに合うねぇ」とご満悦であった。

ま、呑兵衛であることはバレているな。ナニせ、不燃ゴミの日に出す酒瓶でバレているだろうからな。発泡酒や酎ハイにまみれた不燃ゴミ集積場に、燦然と輝く「丹沢山」「杉錦」「相模灘」「國香」「喜久醉」「金明」・・・の空瓶。これ、目立つよなぁ。

そう!銘酒というのは空瓶になって不燃ゴミの山の中にあっても、燦然と輝いて見えるのである!「ハッハッハ~ぁ!ワガハイも、そういう人になりたい!」(言うのは勝手じゃあ!)

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いい色でしょう

こういう酒は、やっぱり自宅でノンビリと悦に入って・・・というのが良いですな。「悦朗」だからねぇ。

ああ、シャガールとモネを自宅に持ち込んで、そして「菊姫」を楽しみたいもんだが、コレばかりはど~にもならんな。

 

「線状降水帯」があるなら「線状晴天帯」っていう用語はない・・・みたいだねぇ

「線状降水帯」

「顕著な大雨に関する情報」

「警戒レベル5」

「緊急安全確保」

災害に関する用語が複数並ぶニュースが続いているが、なんか最近聞かれるようになったこのテの用語が多すぎやしないだろうか?まあ、その意味するところの正確な定義はあるんだろうが読んだコトはない。解説はテレビかナニかで聞いたコトはあると思うんだが、要するに危ねぇ~ってコトなんだな、という概ねの理解である。

「線状降水帯」っていうのは、まあ並んでいる漢字見れば感じはつかめるが、どうしても、では「面状降水帯」であるとか、「点状降水帯」っていう用語がほしくなるというのは、ど~なんでしょうかねぇ。「点」「線」「面」というのは普通はワンセットだからなぁ・・・。

更には「線状晴天帯」・・・(以下同様なので略)ってぇヤツも用意したくはならないだろうか?

「顕著な大雨に関する情報」・・・ナンじゃソレ??要するに「ヤバイ大雨情報」っていう意味だろうが、本当に危険だったら「顕著・・・」なんて言ってられるか!ってなワケだ。なんか、論文に使うような専門用語が一般的に伝える為に有効とは限らない。これ、分からないっていう人いますな。もうちょっとシンプルにならんかねぇ?

 

今朝は島根県でも河川が氾濫というニュースだ。島根県鳥取県は、ワガハイの大好きな地域だ。

昭和58年(1983)7月23日、島根豪雨では浜田市益田市で死者行方不明者が多数という大災害があった。たぶん1982年と1984年に、ワガハイは山陰に行っているので、その災害後の益田の街中の様子を何となくだか記憶している。浸水跡があちこちにマザマザと見られたのだ。とにかく今は、人的被害が無いことを願うことしか出来ない。

水害の後というのは、昔から疫病の発生がセットだった。熱海もコロナ禍において、ややこしいことにならないように気をつけて下さいな(昔はコレラ、最近はレジオネラ)。

 

とにかく災害が多すぎるな。自然災害とはいうが、地球温暖化の影響は大いにあるのだろうから、結局は人災のファクターもますます高まっているのじゃなかろうか?

某国大使館勤務だった、たまたま知り合った人は、

「日本がこんなにも自然災害の多い国だとは知らなかった」

と言い、

「もっと国が最善策を講じる必要があるのでは?」

とワガハイに熱っぽく語ったのだった。さらには

「国は国民の命を守ることを最優先にすべきなのに、危険なところに家を建てることを許可してしまっているのは理解出来ない。日本には本当に人権があるのか?」

とまで言われ、ワガハイも困ってしまったな。その男は本国に帰ってしまったが、欧州でコロナに罹患してひっくり返っていなければ良いが。

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2007に撮影した画像だが・・・たぶん静岡県沼津市

災害時に強いという公衆電話も少なくなった。上画像は「故障中」という貼紙がされていたので撮影したんだが、その後、この公衆電話は修理されずに撤去されてしまったはずだ。

 

ま、ここ数日は、あまり気分の良いブログの内容とはならなかったので、ソロソロまた酒ネタで数回は書いて、気分転換だな。