最近椅子に座っていると足を組まないと身体の水平がとれない感じがしていた。いよいよ身体も歪んできたんだな、と老いを意識したんだがナンカ変だ。ということで、椅子をチェックしてみると・・・
ということで、原因は椅子に故障発生だった。
この椅子は結婚する時に、テーブルと椅子を揃えようと家具屋さんを見て回っていたときに、納得する家具が見当たらなかった。ところがホームセンターに行くとアメリカ製の椅子のキットが売られていて、かなり気に入ったんですな。ナニが良いかというと、合板や集成材が一切使われていないということと、自分で組立てられるということは、後々壊れても自分で補修がしやすいということだな。
以来、ず~っと毎日座っているので、ホゾ穴がすっぽ抜ける程度の故障が起こっても不思議ではない。さあ、木工用ボンドを入れてはめ込んで、あとは一日程度静置しておけばいいわけだな。
安全を見越して今日一日は使用しないでおこう。その間は座り心地が良くないんだが、折りたたみ椅子を使っていよう。
本当は自分でデザインして椅子を作ってみたかったんだが、当時は時間が無かったな。でも、この椅子のキットはいい製品だった。キッチリと組み上がる精度があったし、とにかく長持ちしている。今でもどこかの輸入業者が扱っているのかもしれない。興味のある方は、家具のキットも選択肢の一つとして考慮しても良いですぞ。好きな塗装で仕上げると一段と楽しいもんだ。ちなみにこの椅子の塗装は油性ウレタン・ニスであるな(ワシン製のニスだ・・・以下の当ブログにもニスの話がありますな)。
さて、本日は朝からの雨で、藤の花の撮影も雨間をみながらとなった。花は散り始めている。たぶんこの段階で多くの人たちは藤の花を見なくなってしまう。桜でもそうだが、枝に残った最後の一輪まで意識を払って見るというような経験は、なかなか無いのではなかろうか?
散る桜、残る桜も散る桜・・・おう、この金さんの桜吹雪、見事、散らせるもんなら散らしてみなぁ~!
あ~あ、松方弘樹さんの演ずる東山の金さんは面白かったな。花の終わりをしっかりと見るというのも、静かな感銘があるもんですな。
また来年も、この藤の花を見たいもんだが・・・植え替えをやると花芽が付くかどうか?それともエアレーション※で今期はダマすか?どのみち植替え適期は秋なので、花が終わってからの新梢の伸び具合を観察しながら考えるということだな。
植替えるなら、無粋なプランターは止めたいと思うのだが。とすると、そろそろ植木鉢を探す必要が出てくる。さて、植木鉢探しは不要不急であろうか?まったくもって、コロナ禍は動きづらいですな。丸太をくりぬいて、藤に合わせた植木鉢を作る・・・という体力は、残念ながらもう無いな。
※ エアレーション・・・鉢の土に棒を突き刺して穴をあけてやることで、根詰まりをおこして通気不良や排水不良になっている状態を緩和させる方法のこと。
花が終わるというのは、やはり寂しいもんだ。だが、花だけが藤ではないからねぇ・・・ちょっと見ないでいるとビュ~ンと蔓を伸ばす様子は、なかなかヤンチャですよ!
藤棚に仕立てると、上から見下ろすアングルではなかなか見ることが出来ない。
ヤマフジも咲いていますな。小雨ならしっかりとした雨具を身につけて、近隣の山を散策するのも楽しいのだが・・・予報では天気は荒れるようなことを言っておるからな。